駿河台キャンパス唯一の研究所付属のセンターで、2017年にリニューアルしました。材料や物質の性質を調べる研究・分析装置を備え、学内研究や企業との共同・受託研究・技術相談など研究活動の場として広く利用されています。

幅30m、全長618mの試験コースで、密粒度アスファルトコンクリート舗装からなり、縦断方向全長にわたって水平を確保しています。

「交流の場を核とした創造性をはぐくむ施設」「地域社会に開かれた施設」「周辺環境との調和と地球環境への配慮」をコンセプトに、バリアフリーや環境・省エネルギーにも考慮して設計された総合実験施設です。

文部科学省学術フロンティア推進事業の支援を受けて整備されました。地震・風などの動的な挙動を測る大型振動試験・動的加力試験などに対応した設備があります。

クリーンルームの中には、シリコンウエハーに微細加工を施す最新鋭の大型装置が設置されています。半導体集積回路、マイクロロボットなどの研究開発を行っています。

核融合反応のエネルギー源としての利用実現を目指して、1957年に旧日本大学原子力研究所として出発しました。電子線形加速器（リニアック）を利用して自由電子レーザ、パラメトリックＸ線という光を作り出し、生命科学や医療への利用を研究しているほか、未来の情報産業をになう光･原子･ナノデバイス・プラズマ科学の実験的研究や、素粒子論・計算機シミュレーションなどの研究も行っています。

電子を最大100MeV（光の速さの9.9987％）まで加速する電子線形加速器が稼働しています。加速した電子を使って、近赤外領域の自由電子レーザ(FEL)やX線領域のパラメトリックX線放射(PXR)、テラヘルツ(THz)光を発生させています。それらを利用した様々な研究を行っていますが、特にPXRを実際に利用できる施設は世界でここだけです。

最大風速50m/sの大型低速風洞と、３次元煙可視化風洞を設置し、流体力学の基礎研究、航空機や車両の空力特性、建築構造物に働く環境風に関する研究のための実験を行っています。（写真は3次元煙可視化風洞）

工作技術部と熱工学実験部があり、工作技術部では工作実習と教育・研究用機器の設計製作、熱工学実験部では21の実験定盤で内燃機関や熱に関する実験研究を行っています。
汎用およびNC旋盤・フライス盤、交流アーク溶接機、可傾式ルツボ炉、木材加工機、エンジン特性実験装置、精密平面研削盤などの設備があり、教育・研究の支援を行っています。

圧縮力30MN・引張力10MNの大型構造物試験機、テストフロア、多入力振動試験装置、可搬型の各種ジャッキを装備し、多様な実験を行っています。

原子の大きさで物質の構造を知る電子顕微鏡、原子を積み重ね新物質を作る薄膜製造装置、各種物性計測装置を備え、半導体、磁性体、スピントロニクス、超伝導材料等、先端材料の研究を行っています。

核融合や実験室天文学など、プラズマの実験研究を行う施設です。プラズモイド超音速衝突合体実験装置FAT（FRC型）はこの方式としては国内唯一の実験装置です。その他、核融合反応を利用した中性子源開発などが行われています。

この施設は理工学部の共通利用施設で、測量関連の正規授業と測量実習、学部卒業研究などに利用されています。衛星測量やレーザ測量などの野外計測技術の開発・研究に加え、リモートセンシングによる環境調査研究を行っています。

理工学部内外に所在する本学部関係者が関わる史資料の収集、保管、展示、調査・研究を行っている博物館相当施設です。