2019年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 都市デザイン | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 根上・宇於崎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C12F |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 空間的に,建築群によって都市が成立していることは十分に認識され,その都市は人々を取り巻く環境としても理解されている。住みやすく,心地よい都市に暮らすことは多くの人々の願望であり,そのことはとりもなおさず良好な建築や都市環境への希求といえる。そこで,本講義では都市環境を形成する都市計画の意義や歴史を踏まえ,その建築物を対象とする計画技法等の基本的な考え方を理解することを目的としている。 |
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授業形態及び 授業方法 |
プレゼンテーションツールを中心とした講義形式で行う。また、講義への理解を促すために、 ほぼ毎回資料を配布する。 |
履修条件 | 建築と都市、都市計画、都市デザインの幅広い話をします。興味をもって受講すること。 |
授業計画
第1回 | 序論(授業の全体計画、受講上の注意、身近な建築と都市のつながり,都市計画の紹介など) 【事前学習】都市デザイン,都市計画について思いつくことをまとめて発言できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】身近な建築と都市のつながり,都市計画について授業内容をもとに調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
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第2回 | 都市論(定義・都市分類等)、建築学における都市計画の概要(定義・目的・意義等) 【事前学習】教科書の1ページから33ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに建築学における都市計画の概要(定義・目的・意義等)を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第3回 | 都市計画思潮1. ハワードの「田園都市」(郊外住宅地開発の先駆け) 【事前学習】教科書の34ページから39ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに「田園都市」とそこに至る建築的思想を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第4回 | 都市計画思潮2. ガルニエの「工業都市」(職住近接ニュータウンの構想) 【事前学習】教科書の39ページから40ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに「工業都市」とそこに至る建築的思想を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第5回 | 都市計画思潮3. ル・コルビジェの「300万人のための都市計画」(高層高密な職住近接都市の提案) 【事前学習】教科書の40ページから41ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとにル・コルビジェとその周辺の思想や建築的特徴を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第6回 | 都市計画思潮4. CIAM(近代建築国際会議)、アテネ憲章 (住宅・都市計画を巡る国際会議と提案) 【事前学習】教科書の41ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとにCIAMとそれに関わる建築家たちの思想や建築的特徴を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第7回 | 都市計画思潮5. 近隣住区論、ラドバーンとボンネルフ(自動車交通に配慮した住宅地計画) 【事前学習】教科書の41ページから44ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに都市と自動車の関係、それに関わる建築家たちの思想や建築的特徴を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第8回 | 都市計画思潮6. ケビン・リンチの「都市のイメージ」(居住者による都市の理解から,都市デザインに結び付ける) 【事前学習】教科書の114ページから115ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに「都市のイメージ」とそれにまつわる建築的特徴を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第9回 | 都市計画思潮演習(まとめ)(暮らしやすい住宅地・都市デザインの理解) 【事前学習】教科書の1章から3章と5章を通読し,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに都市計画思潮とそれに関連する建築的特徴を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第10回 | 都市計画マスタープラン(総論)(暮らしを形成する都市計画の方針とデザイン) 【事前学習】教科書の50ページから64ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに都市計画を巡る各種の計画やマスタープランを調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第11回 | 都市計画マスタープラン(各論1:土地利用計画と建築物の立地) 【事前学習】教科書の64ページから72ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに土地利用を巡る状況を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第12回 | 都市計画マスタープラン(各論2:都市交通計画と建築物の配置) 【事前学習】教科書の72ページから82ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに都市交通計画を巡る状況を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第13回 | 都市計画マスタープラン(各論3:景観計画、アーバンデザインと構成する建築物) 【事前学習】教科書の82ページから90ページと113ページから146ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに景観計画やアーバンデザインを巡る状況を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第14回 | 都市計画マスタープラン(各論4:都市環境計画、都市防災計画における建築物の留意点) 【事前学習】教科書の91ページから112ページを読んで,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに都市環境計画、都市防災計画を巡る状況を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
第15回 | 都市計画マスタープラン演習(まとめ) 【事前学習】教科書の4章,5章から8章を通読し,判らない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容をもとに都市計画マスタープランとそれに関連する建築的特徴を調べ,整理して発表できるようにしておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
小嶋勝衛,横内憲久 『都市の計画と設計』 共立出版 2017年 第3版
教科書を中心として講義を進めるので、予習・復習で教科書によく目を通しておいてほしい。
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参考書 |
参考書等は授業時に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価は「授業態度」、「レポート」により総合的に判断する。 出席が総授業時間数の5分の3に満たない場合、履修放棄として取り扱い、学業成績の査定を行わない。 |
質問への対応 | 授業時間を中心に、随時受け付ける。授業の最後に必ず質疑応答の時間を設けるので、有効に活用してほしい。 |
研究室又は 連絡先 |
都市計画研究室(駿河台校舎) 宇於崎 uozaki.katsuya@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:15 ~ 13:15 タワー・スコラ8階S804室
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学生への メッセージ |
都市計画はわれわれの生活基盤となるものです。建築学を学修する学生すべての教養的な科目ともいえます。専門分野や系の区別なく履修してください。 |