2019年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 現代建築論 | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 川嶋・濱嵜 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C12R |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 建築誌上で発表され、論議を呼んだ建築論・設計論を取り上げ、時代背景や各論文の主旨を読解し、重要なテーマを抽出するとともに、それらを巡る議論も行っていく。また、近代建築三巨匠の名作に見る建築思想と建築的原理の読解も併せて行うことで、建築設計が単なる造形や空間の創出ではないこと、建築は社会や時代状況とのかかわりのなか構想されていることを、具体的な作品からも理解し、今日の建築デザインが置かれている状況、また現代建築が抱える課題について理解を深めることで、それを議論し、考える基礎力を育むことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
各授業回ごとに資料を配布し、具体的な画像資料を提示しながら、論文や作品の読解と解説を中心にパワーポイントと板書併用し講義を行う。論文の要約、および論じられている内容については各回小レポートをまとめる。各文章で扱われている問題をふまえたうえで、今日の現代建築が置かれている状況について、議論を交わす時間も設ける。学期末にはレポートを作成し、パワーポイントを使った発表を行い、質疑に応答する。 |
履修条件 | 選択 「欧米の建築史」「日本・アジアの建築史」を修得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス/要約Ⅰ:出題 授業の主旨・進め方/歴史から何を学ぶか/デザインと批評/言葉を磨くこと 【予習】シラバスの内容を確認のうえ、授業に臨むこと。(30分) 【復習】批評の一例として、雑誌『新建築』の本年号より1冊選び、巻頭論文を読むこと。(60分) |
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第2回 | 要約Ⅰ:提出 【授業:読解演習Ⅰ+解説A+ディスカッションⅠ】「イチロー的建築家像-建築のリアリティをめぐって」(伊東豊雄、2002年) 【予習】上記論文を通読し、要約すること。(240分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、自己の要約を再読し、比較すること。(90分) |
第3回 | 小レポート1:出題 【授業:読解演習Ⅰ+解説B+ディスカッションⅠ】「イチロー的建築家像-建築のリアリティをめぐって」(伊東豊雄、2002年) 【予習】上記論文を再読すること。(90分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(240分) |
第4回 | 小レポート1+要約Ⅱ:提出 【授業:読解演習Ⅱ+解説+ディスカッションⅡ】「パドックからカラオケへ―新建築住宅設計競技2006課題「プランのない家」について」(隈研吾、2006年) 【予習】上記論文を通読し、要約すること。(240分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、自己の要約を再読し、比較すること。(90分) |
第5回 | 小レポート2:出題 【授業:読解演習Ⅱ+解説+ディスカッションⅡ】「パドックからカラオケへ―新建築住宅設計競技2006課題「プランのない家」について」(隈研吾、2006年) 【予習】上記論文を再読すること。(90分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(240分) |
第6回 | 小レポート2:提出 【授業:作品分析Ⅰ-A】サヴォア邸-ル・コルビュジエと「アーキテクチュラル・プロムナード」 【予習】教科書の関連項を読むこと。(90分) 【復習】授業内解説を受けて、上記の同項目を再読すること。(60分) |
第7回 | 小レポート3:出題 【授業:作品分析Ⅰ-B】サヴォア邸-ル・コルビュジエと「アーキテクチュラル・プロムナード」 【予習】教科書の関連項を読むこと。(90分) 【復習】授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(60分) |
第8回 | 小レポート3:提出 【授業:作品分析Ⅱ-A】ファーンズワース邸-ルートヴィヒ・ミース・ヴァン・デル・ローエと「ユニバーサルスペース」 【予習】教科書の関連項を読むこと。(90分) 【復習】授業内解説を受けて、上記の同項目を再読すること。(60分) |
第9回 | 小レポート4:出題 【授業:作品分析Ⅱ-B】ファーンズワース邸-ルートヴィヒ・ミース・ヴァン・デル・ローエと「ユニバーサルスペース」 【予習】教科書の関連項を読むこと。(90分) 【復習】授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(60分) |
第10回 | 小レポート4:提出 【授業:作品分析Ⅲ-A】落水荘-フランク・ロイド・ライトと「スペース・イン・モーション」 【予習】教科書の関連項を読むこと。(90分) 【復習】授業内解説を受けて、上記の同項目を再読すること。(60分) |
第11回 | 小レポート5+要約Ⅲ:出題 【授業:作品分析Ⅲ-B】落水荘-フランク・ロイド・ライトと「スペース・イン・モーション」 【予習】教科書の関連項を読むこと。(90分) 【復習】授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(60分) |
第12回 | 小レポート5+要約Ⅲ:提出 【授業:読解演習Ⅲ+解説A】「都市、国家、そして〈様式〉を問う」(磯崎新、1983年) 【予習】上記論文を通読し、要約すること。(240分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、自己の要約を再読し、比較すること。(90分) |
第13回 | 小レポート6+要約Ⅳ:出題 【授業:読解演習Ⅲ+解説B】「都市、国家、そして〈様式〉を問う」(磯崎新、1983年) 【予習】上記論文を再読すること。(240分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(90分) |
第14回 | 要約Ⅳ:提出+小レポート7:出題 【授業:読解演習Ⅵ+解説】現代建築のデザインをめぐって(「〈俗〉なる世界に投影される〈聖〉」伊東豊雄、1980年) 【予習】上記論文を通読し、要約すること。(240分) 【復習】上記論文の授業内解説を受けて、与えられたテーマに対する自己の見解をまとめる(小レポート;次回提出)。(90分 |
第15回 | 理解度確認テストおよび解説 【予習】これまでの配布資料を通読すること。(180分) 【復習】試験後に、これまでの配布資料を再読すること。(120分) |
その他
教科書 |
矢代眞己・田所辰之助・濱嵜良実 『マトリクスで読む20世紀の空間デザイン』 彰国社 2003年 第1版
関連する資料を必要に応じ配布する。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
小レポート(30%)、最終レポート発表(70%)による総合評価。 ※出席回数が授業回数の3/5に満たない場合は成績評価の対象とならない。 |
質問への対応 | 授業終了後に受け付ける。または下記の研究室へ来室のこと。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎9号館2階923H室(川嶋) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:20 ~ 13:10 9号館2階923H室(川嶋)
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学生への メッセージ |
現代建築のデザインでいま何が問題となっているのか、それがどのような時代状況の変化により生まれてきたのか、という点について理解を深め、設計・デザインを行なっていくうえでの幅広い考え方を獲得したい。テキストの読解、レポート作成を繰り返すことで、文章読解力・論述力も養っていきたい。 |