2019年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | 日本・アジアの建築史 | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 浜島 一成 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C31F |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 日本は木造建築において、7世紀からの様式史を確立できる、世界で最も恵まれた条件にある国といえる。その我が国における木造建築の造形意匠と、その裏付けとなる形式と技法の変化について、古代から各時代ごとに講義する。 また、近隣アジア諸国の建築に目を向け、ひろくアジア建築史のなかで日本建築のもつ独自性、特殊性を理解していく。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義(黒板・パワーポイント・ビデオ等を使用)。小テスト及び課題レポート提出を行い、それぞれについて講評する。 |
履修条件 | 選択 |
授業計画
第1回 | 事前学習 シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。(120分) 講義内容 イントロダクション(序章):歴史とは何か、建築史とは何か。また、それを学習 する意義について説明する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
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第2回 | 事前学習 教科書p1~7を読んでおくこと。(120分) 講義内容 古代(~古墳時代)竪穴と高床、神社建築の発生 建築の誕生から、神社建築の成立(特に伊勢神宮と出雲大社を中心に)までを学習する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第3回 | 事前学習 教科書p1~7を読んでおくこと。(120分) 講義内容 古代(飛鳥・奈良時代)仏教建築の伝来と発展 世界最古の木造建築:法隆寺から、薬師寺・唐招提寺までの構造・意匠について学習する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第4回 | 事前学習 奈良・平安時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 古代(奈良・平安時代)密教建築と浄土教建築 密教本堂の構造及び意匠の変化と、浄土教建築の特色について学習する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第5回 | 事前学習 奈良・平安時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 古代(奈良・平安時代)寝殿造 貴族住宅の配置・平面計画の変化とその特徴について学習する。 事後学習 講義内容を復習し、課題問題を解き、理解度を深める。(120分) |
第6回 | 事前学習 鎌倉時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 中世(鎌倉時代)大仏様 東大寺再建の経緯と、その再建の際に採用された大仏様の特徴について学習する。 事後学習 講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第7回 | 事前学習 鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 中世(鎌倉・室町時代)禅宗様 円覚寺舎利殿を例に、禅宗様建築の特徴について学習する。 事後学習 講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第8回 | 事前学習 鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 中世(鎌倉・室町時代)和様・新和様・折衷様 旧来の様式(和様)の中世における発展過程について学習する。 事後学習 講義内容を配布資料とともに復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第9回 | 事前学習 鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 中世(鎌倉・室町時代)中世建築の構造・意匠及び建築工匠 建築工匠の活躍と、彼らが使用した大工道具について学習する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第10回 | 事前学習 鎌倉・室町時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 中世(鎌倉・室町時代)寝殿造から書院造へ 鎌倉・室町時代における貴族住宅と武家住宅の特徴について学習する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第11回 | 事前学習 桃山・江戸時代の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 中世(桃山・江戸時代)城郭建築・書院造の発達 城郭建築の変遷と武家住宅の発達について学習する。 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第12回 | 事前学習 東洋史の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 アジアの建築と日本(1) 韓国・中国の建築と日本への影響 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第13回 | 事前学習 東洋史の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 アジアの建築と日本(2) ヒンドゥー教・仏教の誕生とインドの建築 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第14回 | 事前学習 東洋史の概説書を読んでおくこと。(120分) 講義内容 アジアの建築と日本(3) ベトナム・カンボジアの建築 事後学習 講義内容を復習し、参考文献で内容をより掘り下げて学習し理解度を深める。(120分) |
第15回 | 事前学習 これまでの講義内容の総復習をする。(120分) 理解度確認テストおよび解説:日本・アジア建築の総論 事後学習 テスト内容を復習し、理解不十分な箇所を参考文献で掘り下げて学習する。(120分) |
その他
教科書 |
浜島一成 『伊勢神宮を造った匠たち』 吉川弘文館 2013年 第1版
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参考書 |
太田博太郎 『増補 日本建築史序説』 彰国社 1989年 第2版
日本建築学会編 『東洋建築史図集』 彰国社 1995年
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成績評価の方法 及び基準 |
小テスト15%、レポート20%、理解度確認テスト65%による総合評価 |
質問への対応 | 授業終了後に教室で質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |