2019年 短期大学部 シラバス - 建築・生活デザイン学科
設置情報
科目名 | インテリア計画Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築・生活デザイン学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 新藤 力 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | C43R |
クラス | |||
学科ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 空間に独自のイメージを付加するインテリアデザイン。 この講座では、内部空間を扱う独立した職域として確立した近代インテリアデザインの系譜、手法、エレメントなどの概要を学ぶとともに、空間表現の根底にある意味性や価値の概念について考察する。 |
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授業形態及び 授業方法 |
スライド等の映像資料、マテリアルサンプル等の実物資料を用い、デザイン現場のリアルな情報を提供しながら講義を進める。 |
履修条件 | 選択科目。少なくともインテリアデザイナー/倉俣史朗について予備知識を持つこと。 |
授業計画
第1回 | 序論/私の仕事・空間のコンセプト シラバスの内容を確認し授業に臨んでください。私が何を考えてどのように空間を創るのか紹介いたします。(1h) |
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第2回 | ジャパンインテリアデザインの系譜と“今” 参考書などによりインテリアデザインの歴史に登場した作家・作品を復習してください。特に倉俣史朗・内田繁・杉本貴志(2h) |
第3回 | 各論(1) 飲食店の作例と手法 建築雑誌などで常に新しい作品の情報を得る習慣を身につけてください。また、解説する寸法について興味を持ち自分の寸法を見つけてください。(1h) |
第4回 | 各論(2) 物販店の作例と手法 建築雑誌などで常に新しい作品の情報を得る習慣を身につけてください。今の物販店が単に商品を売っているだけではないことを発見してください。(1h) |
第5回 | 各論(3) 住空間の作例と手法 ヨーロッパの住宅の作例を紹介します。自由な発想を参考にして設計に生かしてください。(1h) |
第6回 | 照明デザインと照明器具・課題説明 光により空間は一変します。色温度による物の見え方の違いなど光の効果・ライティングの手法などを解説します。授業の後、実空間で光に注視しし評価を行ってくだい。(3h) |
第7回 | 家具のデザイン 授業で取り上げた家具の名作を、家具のショールームなどで実際に触れてみてください。(3h) |
第8回 | 素材と技術 素材はデザインの文脈の中で、素材を知りどの素材をどのように仕上げるのかが重要になります。授業で学んだ知識を基礎として、既存建築物の面白い素材の使い方を発見してみてください。(3h) |
第9回 | デザインのプロセス 設計の中で“手”を介する作業を実践してください。(1h) |
第10回 | プレゼンテーション演習 課題の照明器具(手あかり)のデザイン案をA3の紙1枚にまとめてプレゼンテーションの準備をしてください。プレゼンテーションの際、全員にアドバイスを行います。(8h) |
第11回 | インテリアデザインの潮流/イズムとスタイル 参考書などで復習し、特に興味を持った事象について深耕してください。(2h) |
第12回 | アートとデザイン 授業で取り上げた作家について作品集などで確認をするとともに、美術館・ギャラリーで実際のアートに触れてみてください。(4h) |
第13回 | 作家論/杉本貴志・デザインの現場 真剣に取り組むデザインの現場を紹介します。授業の後、「無印良品(銀座)」など杉本貴志の実作を体験してみてください。(4h) |
第14回 | 課題提出・講評 課題の照明器具(手あかり)を制作し授業で提出。全員点灯、全員講評を行います。(24h) |
第15回 | デザイン私論/「軍艦島」で学んだこと 私の空間表現の根底にあるデザイン観について話しをします。予習でこの講座で学んだ項目を振り返ってください。(2h) |
その他
教科書 |
適宜プリント資料を配布。
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参考書 |
内田繁:監修/鈴木紀慶・今村創平:共著 『日本インテリアデザイン史』 株式会社オーム社 2013年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
課題の作品評価。出席が総授業時間数の3/5に満たない場合は、学業成績の査定を行わない。 |
質問への対応 | 授業終了後、教室にて質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
ものをつくることだけではなく、意図をして行う行為そのものがデザインであるといえよう。身の周りの様々なデザインという行為に興味を持ってもらえたらと考えています。 |