学術講演会実行委員長 | 挨拶

第65回理工学部学術講演会開催にあたって

令和3年12月1日に第65回理工学部学術講演会が,全てのセッションをZoomを用いたオンライン方式として開催されます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,昨年度と同様オンライン開催となりますが,今年度は,同時双方向の質疑応答を設け,16の専門部会において昨年度より多い約460の講演を予定しています。

また,理工学部学術賞受賞者による記念講演と理工学研究所プロジェクト研究の成果報告として,2つの特別セッションが設けられています。

学術賞記念講演(特別セッションS1)では,電子工学科の芦澤好人先生に「磁気分野への表面プラズモンの応用に関する研究」の題目でM電子系部会(第3セッション)において,また,物理学科の小川洋先生には「ニュートリノ振動及び暗黒物質探索研究への貢献」の題目でO物理系部会(第1セッション)においてご講演いただきます。また,プロジェクト研究成果報告(特別セッションS2)では,海洋建築工学科・居駒知樹先生により「垂直軸型風車を搭載する浮体の風・波中動揺特性」と題したご講演が,また,電子工学科・芦澤好人先生による「Society 5.0に向けた無冷媒心磁界計測用超高感度磁気センサの開発と応用」と題したご講演が,それぞれJ海洋建築系部会(第4セッション)およびM電子系部会(第3セッション)で行われます。芦澤先生には2つのセッションでご講演いただくことになります。幅広く精力的に活動されていることが伺われ,理工学部を牽引する若手研究者として今後のご活躍が楽しみです。参加者の皆さまには,ご自身の専門分野に関わらず,ぜひご聴講いただければと思います。

学部生や大学院生による優秀な発表については,例年同様,優秀発表賞を授与し,表彰します。学生・院生のみなさんも,研究者であるとの自覚を持ち,自信を持って発表できるよう得られた研究成果を,しっかり自分のものにしてください。さらに今回の発表を糧に,国内外の学会や研究会に活躍の場を広げていただけることを期待しています。

最後に,本学術講演会開催にあたり,ご尽力いただきました実行委員会の先生方ならびに事務局の皆様方に感謝いたします。多くの方々にご参加いただき,活発なディスカッションを通じて,研究成果を発信しつつ,分野を横断した新たな研究の種を生み出していただければ幸いです。

理工学部学術講演会実行委員会委員長
浅井 朋彦

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