学術講演会実行委員長 | 挨拶

令和4年度第66回理工学部学術講演会開催にあたって

令和4年12月1日に,第66回理工学部学術講演会が,3年ぶりにオンサイトで開催されます。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点からポスターセッションの実施は見送られましたが,16の専門部会において約460件の口頭発表が予定されています。コロナ禍以前と同様に,学科や専攻を横断した研究成果の発信や活発な議論が行われることと期待しております。

本年度も,理工学部学術賞受賞者による記念講演と理工学研究所プロジェクト研究の成果報告として,2つの特別セッションが設けられています。学術賞受賞記念講演(特別セッション)では,海洋建築工学科の菅原遼先生に「民間組織主導による都心部の水辺空間の有効活用に向けた空間評価と要件整理に関する実証的研究」の題目でJ海洋建築系部会(第3セッション)において,また,短期大学部の梅津光一郎先生には「重力理論と量子論の基礎的側面に関する研究」の題目でO物理系部会(第2セッション)においてご講演いただきます。また,プロジェクト研究成果報告(特別セッション)では,建築学科・冨田隆太先生により「遮音性能と安全性に配慮した畳床の開発及び床構造設計指針の策定」と題したご講演が,D環境系部会(第3セッション)で行われます。理工学部の幅広い分野において精力的に研究が推進されていることが伺われます。参加者の皆さまには,ご自身の専門分野に関わらず,ぜひご聴講いただければと思います。

また,学部生や大学院生による優秀な発表については,例年同様,優秀発表賞を授与し,表彰いたします。学生・院生のみなさんも,一人の研究者であるとの自覚を持ち,自信を持って発表できるように,得られた研究成果をしっかり自分のものにしてください。さらに今回の発表を糧に,国内外の学会や研究会に活躍の場を広げていただけることを期待しております。

最後に,本学術講演会開催にあたり,ご尽力いただきました実行委員会の先生方ならびに事務局の皆様方に感謝いたします。多くの方々にご参加いただき,3年ぶりに対面での活発なディスカッションを通じて,分野を横断した新たな研究の種を生み出していただければ幸いです。

理工学部学術講演会実行委員会委員長
浅井 朋彦

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