学術講演会実行委員長 | 挨拶

令和5年度第67回理工学部学術講演会開催にあたって

令和5年11月30日に,第67回理工学部学術講演会が,オンサイトで開催されます。また,本年度は口頭発表に加え4年ぶりにポスター発表も実施いたします。16の専門部会において約460件の発表が予定されています。コロナ禍以前と同様に学科や専攻を横断した研究成果の発信や議論が行われることと期待しております。

理工学部学術賞受賞者による記念講演,理工学研究所プロジェクト研究の成果報告,理工学研究所先導研究の成果報告,災害研究の経過報告として,4つの特別セッションが設けられています。

学術賞記念講演(特別セッションS1)では,量子科学研究所の大谷聡先生に「鏡像法と量子論」の題目でO物理系部会(第2セッション)においてご講演いただきます。また,プロジェクト研究成果報告(特別セッションS2)では,航空宇宙工学科・山﨑政彦先生により「超小型衛星による電離圏観測と地上観測網を融合した早期地震警戒システムの研究」と題したご講演が,K機械系部会(第1セッション)で,物理学科・住友洋介先生により「加速器とプラズマで挑む宇宙高速電波バースト現象の実験室的検証」と題したご講演が,O物理系部会(第2セッション)で行われます。先導研究成果報告(特別セッションS3)では,航空宇宙工学科・奥山圭一先生により「Overview of the CubeSat “Ten-Koh 2” scheduled to be launched on an H3 rocket」と題したご講演が,K機械系部会で行われます。また,日本大学特別研究(研究代表:山中新太郎先生(建築))に採択された課題やその関連研究の成果・進捗報告が「日本大学特別研究と災害研究ソサイエティ(NUDS)」と題して特別セッション第4で行われます。理工学部の幅広い分野において多くの教員が精力的に活動されていることが伺われます。参加者の皆さまには,ご自身の専門分野に関わらず,ぜひご聴講いただければと思います。

また,学部生や大学院生による優秀な発表については,例年同様,優秀発表賞を授与し,表彰いたします。学生・院生のみなさんも,一人の研究者であるとの自覚を持ち,自信を持って発表できるように,得られた研究成果をしっかり自分のものにしてください。さらに今回の発表を糧に,国内外の学会や研究会に活躍の場を広げていただけることを期待しております。

最後に,本学術講演会開催にあたり,ご尽力いただきました実行委員会の先生方ならびに事務局の皆様方に感謝いたします。多くの方々にご参加いただき,3年ぶりに対面での活発なディスカッションを通じて,分野を横断した新たな研究の種を生み出していただければ幸いです。

理工学部学術講演会実行委員会委員長
浅井 朋彦

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