日本大学理工学部

Step2

車窓から眺める計測技術

電気工学科

世界の鉄道と比較し秒単位の正確さで運転している日本の鉄道は、今や毎日の通学や休みの旅行の際、私たちにとって大切な足となっています。これは同時に、時間どおりに走ること、一度に多人数が移動できること、安全であることが当然であることを意味しています。

そんな鉄道を工学者の観点から見てみると、電気、機械、土木、建築などの複数の分野が協力し支え合う、巨大なシステムとなっています。一つ一つの分野を見てみると、いずれも大量輸送、高速性、定時性を確保する為に、安全と信頼というキーワードが必須事項となっています。

これらのキーワードを実現するためには、先ずは現状を知ることから始まります。列車はどこにいるのか。信号は何色か。装置は安全に作動しているのか。ここで各分野と協力しあい活躍するのが、計測技術です。

本講義では、鉄道における計測技術に注目し、安全に対する立場や視点、設計思想、人と装置の主従関係、システムとしての安全確保、自動化、情報利用について、実例を交え具体的にご紹介致します。

松村 太陽
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