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海洋建築工学科
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海洋及び沿岸域の環境を理解し、新しい空間を創造するための技術を習得させるとともに、その技術を十分に活用できるエンジニアの育成。

海は地球表面の70%です。
海洋建築は、私たちの活動の空間を陸から海へ
広げます。豊かな海洋の空間と資源の利用が、
私たちの未来を拓きます。


海洋空間を拓く海洋建築工学科
 本学科は、海洋開発に伴う人間の活動空間を創造する新進気鋭の学科として、1978年に設立されました。海洋の空間・資源の開発と利用方法は、人類生存のために必要な全地球的規模の研究テーマの一つと考えられています。そのための人間活動の空間を創造するのが海洋建築です。本学科では、これまでの建築空間を陸から海へ広げ、陸と海の接点である沿岸陸域と沿岸海域という広大な空間を建築の場として考えています。海洋空間利用の社会的ニーズは、海洋の特徴を利用した建築の場としてますます増大しています。

海洋建築工学科で学ぶこと
 海洋空間を建築の場として利用するためには、建築学とともに海の利用方法と環境を学ぶことが必要になります。具体的な授業科目は右のページに示してあります。これは、卒業生の技術者像を描いた「海洋の自然環境を理解したうえで建築を自律して行える技術者を育てる」という教育目標にしたがって構成されています。本学科は、海洋建築を志して入学した学生を、社会に役立つ一流の技術者に育て上げる教育を行います。このカリキュラムを学んだ卒業生には、建築士、技術士などの国家資格を取得する受験資格が与えられ、卒業生の多くがこれらの資格をもつ技術者として活躍しています。

海洋建築が取り組む主な分野
〈魅力ある水辺空間の創造〉
 ウォーターフロントという言葉は、本学科から社会に広まった言葉です。現在、都市の水辺は、人々が心を癒しながら新たな活力をもって活動できる空間として創造されています。本学科では、さらによい水辺空間の創造方法について調査・研究を行っています。

〈安全かつ快適な海洋空間の利用〉
 現在では、長さや幅が1kmを超えるような海に浮かぶ巨大施設建設の可能性が大きくなりました。このような施設に建築物をつくるときには、大きな波や強い風が作用しても人々が安全で快適に活動できることを考えなければなりません。本学科では、陸上での建築技術を応用し、安全な海洋空間の利用技術を研究しています。

〈豊かな海洋環境の保全〉
 生命の源である海洋は汚染が進んでいます。海洋の空間や資源の利用が、新たな海洋汚染につながらないように、海洋建築物による環境影響を知る必要があります。本学科では、そのために必要な環境評価手法やコンピュータによる予測技術を研究しています。

卒業後の進路の特徴
 本学科の授業内容の多様さに伴って、進路も総合建設会社、海洋開発会社、建築設計事務所、建設コンサルタント、シンクタンク、不動産、造船・重工メーカー、コンピュータ関連会社、官公庁などさまざまな分野にわたっています。また、就職先の仕事内容も、各自の適性や希望により調査・計画、設計・施工管理、研究・開発などが選択されています。これに加えて大学院への進学率は約30%であり、進学の傾向は年々高まっています。


研究一覧
安達 洋 教授 専門:構造力学、構造設計、鉄筋コンクリート工学、耐震工学
流氷、氷海構造物、高密度地震観測、耐震設計、制震・免震、耐震補強、摩擦ダンパー、非破壊検査、ピナツボ火山礫、プレハブ住宅

新井洋一 教授  専門:港湾計画、海上空港計画、漁港のユニバーサルデザイン
世界に開かれた港湾、港湾の環境整備、沖合人工島、海域環境整備、空港施設計画、海域のミチゲーション、漁村活性化整備、ユニバーサルデザイン、グローバルロジステック

川西利昌 教授 専門:海洋及び環境計測、建築環境工学、環境影響評価
海洋生態系保全、海洋レクリエーション、海中光ファイバー、シーセラピー、快適性、オゾン層破壊、ミチゲーション、紫外線

畔柳昭雄 教授 専門:海洋施設計画、環境デザイン
漁村、水辺のマイナスイオン、海浜公園、エコシステム、エコロジー、マングローブ再生、NGO、アジアの水辺空間、小規模浮体システムの計画、ワークショップ、移動空間、親水空間

国府田 誠 教授 専門:土質力学、基礎構造、構造力学
地盤・基礎の性能評価、無騒音・無振動工法、回転貫入杭、地下水、軟着底式構造、杭、擁壁、地盤アンカー、山留め補強土

小林昭男 教授 専門:建設施工計画、海岸工学
建設マネジメント、海浜変形、消波堤、浮体の揺れ低減法、魚礁設計、環境GIS

近藤健雄 教授 専門:海のユニバーサルデザイン、海洋情報戦略、 エコツーリズム、海の環境教育
社会的弱者、ユニバーサル社会基盤整備、グローバルスタンダード、ビジネスモデル特許、水産物先物取引、人工的食物連鎖、地域活性化情報拠点整備、海洋環境教育の安全管理システム

西條 修 教授 専門:海洋構造工学、構造─流体系連成解析
波浪─浮遊式人工基盤─上載建築物の相互作用解析、モーダル実験解析、環境荷重解析、海洋建築物、海中展望塔、海中構造物、海上都市、構造安全性能評価、居住性評価

櫻井慎一 教授 専門:ウォーターフロント計画、環境価値評価
漁業権、景観、パブリックアクセス、夜景、水辺、海洋レクリエーション、海上公園、CVM、ミチゲーション、環境評価、環境価値、環境創造、人工なぎさ、海上防災基地、親水性

新宮清志 教授 専門:シェル構造、連続体力学、知的制御、計算力学、 ソフトコンピューティング、海洋構造
シェル、ファジィ理論、ソフトコンピューティング、知的制御、形状記憶合金、免震、制振、美観評価、軟着底式構造物

末次宏光 教授 専門:コンクリート構造
コンクリート系構造物の安全性、既存コンクリートの再利用、FRPテンドン

坪山幸王 教授 専門:建築デザイン、建築計画
CAD、CG SYSTEM、デザインコラボレーション、水族館、セルフビルドハウジング、透視図空間、海洋建築・建築デザイン、水環境と建築、ランドスケープデザイン

中西三和 教授 専門:構造力学、鉄筋コンクリート構造、耐震工学
氷海構造物、プレハブ住宅、耐震設計、地震防災、超音波による非破壊検査

浜原正行 教授 専門:コンクリート構造
PC海洋構造物、PC建物の耐震設計、コンクリート系部材のせん断破壊機構

堀田健治 教授 専門:海洋環境工学、快適性工学
沿岸域居住環境分析、沿岸域環境と海洋療法、沿岸環境管理、海洋生物生息環境回復、自然音環境刺激、心理・生理解析、エコツーリズム、環境修復材料開発、環境心理・生理、東南アジアでの環境修復、藻場造成、快適性工学、自然による音環境と癒し、海洋施肥材

前田久明 教授 専門:浮体工学
超大型浮体挙動、ライザー管挙動、海洋エネルギー利用、海洋ライフサイクル工学、海洋安全工学

増田光一 教授 専門:海洋流体力学
海洋流体力学、シミュレーション、水槽実験、超大型浮体式建築物、波浪応答、波浪発電、海洋環境シミュレーション、GIS、生態系流体力学、環境流体力学、水中線状構造物、VIV

横内憲久 教授 専門:ウォーターフロント計画、景観デザイン、 沿岸域計画、都市計画
ウォーターフロント計画、都市計画、沿岸域GIS、沿岸域総合管理、海岸景観、環境管理、沖合人工島、ミチゲーション、運河計画、港湾整備、エコシティ、法制度、土地利用計画、環境PFI

神薗勝彦 准教授 専門:シェル構造、応用力学
海洋シェル構造、構造システム、連続体の力学、空間構造、数値解析法、大スパン建築、ドーム

登川幸生 准教授 専門:情報工学、人間工学、 コンピュータシミュレーション
インターネット、人工生命、人工知能、双方向コミュニケーション、データマイニング

居駒知樹 専任講師 専門:浮体運動学、海洋工学
超大型浮体挙動、浮体の揺れ低減法、海洋流体力学、波浪発電、ライザー管挙動

岡田智秀 専任講師 専門:ウォーターフロント計画、景観デザイン、 ウォーターフロント開発史
海浜の景観デザイン、港の景観計画、水辺建築のデザインボキャブラリー、海の親水論、プライベートビーチ、ウォーターフロントの歴史的変遷、海辺の名所、ミチゲーションバンキング

岡本強一 専任講師 専門:環境工学
水質浄化、海洋環境シミュレーション、環境評価、海洋生態系保全、環境流体力学、GIS

近藤典夫 専任講師 専門:数値流体力学、計算工学、海洋工学
海洋汚染、海水の流れ、自由表面運動、大型海洋構造物、座屈問題、不安定現象、渦励振

佐藤秀人 専任講師 専門:土質力学、基礎構造、 コンピュータ画像解析
杭、擁壁、画像計測、地盤・基礎の性能評価、回転貫入杭、地盤アンカー

山本和清 専任講師 専門:海のユニバーサルデザイン、エコツーリズム、 海の環境教育
ユニバーサル社会基盤整備、社会福祉、空間デザイン、海浜利用計画、バリアフリー、サイン計画、ピクトグラム



カリキュラムの特徴
まずは海洋環境の理解から
 大学生の入り口となる1、2年次では、模型製作、実習・実験による空間把握、工学教育では欠かせない情報教育を積極的に取り入れ、同時に海洋建築工学の基礎となる海洋環境を中心に学びます。

多彩な人材を育成するカリキュラム
 1年次は、海洋環境と専門教育の序章に相当する科目を学びます。2、3年次には、海洋建築の計画、環境、構造に関する専門科目が設置されています。専門科目の学習内容は、設計製図や計画演習、実験・実習による現象の把握、一級建築士に代表される技術者に必要な知識の修得、海洋建築物の建設に最も重要な海洋環境の理解を目的とした科目で構成されています。思い描く将来の技術者像に合わせて専門分野の知識・技術を修得できます。

大学院を視野に入れよう
 大学院では個人の資質を活かした研究・開発に従事できるエキスパートの育成を目指し、設計・計画の立案、実験などの実践に基づいた工学的なアプローチにより研究に取り組みます。学部では基礎と応用を徹底的に学び、大学院では専門性の高い研究を行うカリキュラム構成としています。


授業科目配置表
(駿):駿河台校舎、(船):船橋校舎
  1年次(船) 2年次(船) 3年次(船) 4年次(船)







基礎物理学I (3)
基礎物理学実験 (2)
基礎化学 (3)
基礎化学実験 (2)
線形代数学 (3)
微分積分学 (3)
     
基礎教育科目については、上記の科目以外に共通基礎教育科目からも選択することができる


情報基礎 (1)
     

基礎製図法及びCAD演習 (2)
情報工学I (1)
情報工学II (1)
応用数学 (2)
材料化学 (2)
基礎地形・地質学 (2)
情報工学III (1)
数理統計学 (2)
 






海洋建築実験I (1)
空間創造演習 (2)
設計製図I (2)
海と建築 (2)
建築計画I (2)
空間構造デザイン (2)
一般構法及び材料I (2)
海洋建築実験II (1)
設計製図II (2)
設計製図III (2)
建築法規 (2)
建築環境工学I (2)
海洋環境工学I (2)
構造力学I (4)
応用力学I (2)
土質力学及び基礎構造 (2)
建築施工法 (2)
海洋建築実験III (1)
設計演習I (2)
建築設備I (2)
環境影響評価I (2)
コンクリート構造I (2)
鋼構造 (2)
卒業研究 (10)


   
設計演習II (2)
防災安全工学 (2)
ゼミナール (2)
測量及び実習 (3)
総合演習I (2)
総合演習II (2)


 
建築計画II (2)
水環境計画 (2)
ウォーターフロント計画 (2)
建築デザイン史 (2)
建築計画III (2)
都市計画 (2)
海洋施設計画 (2)
沿岸域計画 (2)
海洋行政と関連法規 (2)
 


海洋学I (2)
海洋学II (2)
建築環境工学II (2)
海洋環境工学II (2)
海洋及び環境計測 (2)
建築設備II (2)
沿岸域工学及び演習 (3)
海洋生態学 (2)
環境影響評価II (2)
 


 
構造力学演習I (2)
応用力学演習I (1)
応用力学II (2)
応用力学演習II (1)
構造力学II (2)
構造力学演習II (1)
海洋流体力学I (2)
海洋流体力学II (2)
 


 
一般構法及び材料II (2)
地盤基礎工学 (2)
コンクリート構造II (2)
構造解析及び演習 (3)
海洋建築材料 (2)
海洋建築施工法 (2)
 
○印は演習または実験を含む。( )内の数字は単位数
※印は選択必修科目

履修単位
総合教育科目 14単位以上
外国語科目 10単位以上
保健体育科目 2単位以上
基礎教育科目 16単位以上
専門教育科目 78単位以上
総合演習IおよびIIのいずれか1科目、計画系科目から6単位以上、環境系科目から6単位以上、力学系科目から5単位以上、構造系科目から4単位以上を含めて
その他 10単位まで
(上記科目区分から任意に選択)
  計 130単位以上

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