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電子工学科の大谷昭仁教授が第73回電気学会学術振興賞 進歩賞を受賞しました。

日本大学理工学部電子工学科 大谷昭仁教授と、日本大学で学位を取られた布施匡章様、河村尚志様の3名のグループが、6月2日に開催された電気学会通常総会において、「平成29年 第73回電気学会学術振興賞 進歩賞」の表彰を受けました。表彰題目は、「100GHz超ミリ波スペクトラム解析装置の開発と実現」です。


近年、ミリ波帯レーダの商用化と第5世代モバイル通信用途の60GHz帯や70GHz帯無線システムの開発が進んできています。一方で、120GHz帯超高精細TV伝送システムによる北京オリンピック伝送実証実験なども実施されています。このような背景から、ITU-Rにより、無線通信システムの2次高調波までのスプリアス測定が勧告され、100GHzを超える無線信号の高感度・高精度スペクトラム測定が必要とされてきました。
しかしながら、従来のスペクトラム解析装置においては、周波数が高くなるにつれ装置の雑音レベル及びミキサの変換損失が増加するともに周波数精度が低下してしまうことと、プリセレクタ(可変フィルタ)の実現が困難であったことから、100GHzを超える周波数帯において充分な測定性能を持つ装置が開発されていませんでした。
本賞は、このような現状を鑑み行われた最新の光技術とミリ波帯を組み合わせたブレークスル―技術開発に関する研究成果と、マイクロ波帯のスペクトラム解析装置と同等な性能を持ち、100GHz超帯(110GHzから140GHzの周波数帯)の微弱スプリアス信号を含めた無線信号を、高精度かつ短時間に測定可能とする100GHz超ミリ波スペクトラム解析装置を開発、実用化したことに対して贈られたものです。
尚、上記成果は、アンリツ株式会社が受託した総務省平成23年度電波資源拡大のための研究開発のうち「100GHz超帯域無線信号の高精度測定技術の研究開発」内で得られたものです。


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