日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2024年03月26日

お知らせ

令和5年度日本大学卒業式及び日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科 博士前・後期課程 短期大学部 学位記伝達式が執り行われました。

令和5年度日本大学卒業式及び日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科 博士前・後期課程 短期大学部 学位記伝達式が執り行われました。

 春の雨が、開花を待ち望む桜のつぼみをやさしくつつむ中、3月25日(月)、日本武道館にて令和5年度日本大学卒業式、そして、理工学部駿河台キャンパスにて、令和5年度日本大学卒業式及び日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科 博士前・後期課程 短期大学部 学位記伝達式が挙行され、あわせて2,422名が新たな門出を迎えました。

 卒業生の皆さん、修了生の皆さん、ご卒業誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

 武道館には、コロナ禍を決してあきらめることなく精一杯前進し続けてきた、力強い眼差しの、希望に満ちた卒業生の皆さんでいっぱいでした。
轟理工学部長も壇上で見守る中はじまりました卒業式は、酒井健夫学長より式辞、林真理子理事長より祝辞が述べられ、学位記授与及び各賞の授与が行われました。

 その後、理工学部駿河台キャンパスCSTホールにて、日本大学大学院理工学研究科学位記伝達式が執り行われ、轟学部長よりお祝いの言葉とともに、

「厳しい環境下でも研究活動に励み、成果を上げてきた皆さんに敬意を表したいと思います。
 皆さんは、今、このキャンパスで得た知見・知識を携えて社会への旅立ちの時を迎えています。
 皆さんはご自身の未来をどのように描いていますか?
 そして皆さんが過ごす未来はどのような社会になると考えていますか?
 最先端技術が急速に進み、夢物語のような革新的なことが次々と起こる時代がくる。皆さんそれぞれが夢ある未来を描いていることと思います。
 日本大学理工学部には、CST×DREAMとう教育を実践していますが、その夢の実現に大切なのは志。学祖山田昭義先生がおっしゃっていた
「立志は特異を尚ぶ」
 志をたてるためには人と異なることを恐れてはならない。是非、人が関心をもたないことにも注目し、成功は難しく無理だと思っても、高い志をもって挑戦を続けてください。真摯な姿勢でのぞんでいれば、理解者や仲間が現れる。でも一方で、時には失敗することもあるでしょう。壁にぶつかった時、また相談したい時にはこのキャンパスを訪ねてきてください。後輩たちや同僚や卒業生が集まる拠点として、いつでも皆さんを温かく迎える環境をつくっています。
 日本大学校歌は「日に日に新たに」という言葉から始まります。仲間とともに挑戦を続ければ新たな発見があり、新たな知見が得られ日々成長がある。高い志と自主想像。大学院で培った知見、豊富な人材ネットワークは必ず役に立ちます。
 これまで支えてくださったご家族や指導教授に感謝しつつ、その恩返しは皆さんがそれぞれに社会で活躍して豊かな人生を歩むこと。
 皆さんのさらなるご活躍とご健勝を祈念いたします。」

と、式辞が述べられました。
続いて、町田信夫名誉教授より、

「多くの試練に耐え、皆さん方の努力が実を結んだ。
 コロナ禍での勉学・研究活動は、世界観がひろがったのではないかと思う。乗り切った経験は無駄ではないし、これからの人生の糧となるでしょう。
 現在、日本・世界における社会情勢はめまぐるしく変化をしています。経済危機、地球温暖化、政治不和、紛争、エネルギー問題。問題は山積しています。国内外のニュースに関心を深めてください。
 科学技術はIT・AIが急速な進化をしています。皆さんはITやAIの技術を仕事に利用していくでしょう。多くの情報が手に入る現在、情報化された社会とうまくつきあってください。情報の真偽を見極める能力が必要です。
 それから、専門分野とその境界をこえた領域にも関心をもって歩んでいってほしい。実社会にでてそれぞれの専門分野で多くの経験を積み、決断をせまられることもあるでしょう。皆さんは、立派な成果を上げて、学位記を手にして十分な学問的知識も獲得しました。これから歩む人生において、いつも心に高い志を持ち、己の利のみに走らず、個々の人格を高め、人々のために尽くす人になってほしい。高い志を持つことで自分を見失わず、たとえ困難なことがおきたとしてもひるまず前向きに取り組んでいただきたい。
 日本大学工科の歌「若きエンジニア」の3番の歌詞に、
「限りなき奉仕と 愛の心をもて」
とあります。心身ともに健康で正義感と自信と誇りをもって生きていってください。そして個人はもとより、社会の幸せのために働いてください。皆さんが日本を世界をつくるのです。
 希望に満ちた素晴らしい人生となるよう祈っております。」

とお祝いの言葉を頂戴しました。

学位記伝達式は、学科ごとに教室で行われ、先生方から卒業生の皆さんへ、力強くあたたかい言葉が贈られていました。

このコロナ禍において、不撓不屈の精神で困難を乗り越え学びを重ね、その困難から多くを学び、新しい手段を身に付け、決してあきらめることなく前進し続けて迎えたこの日は、卒業生の皆さんにとっても御父母の皆さまにとりましても、格別に特別な日になったことと思います。恩師を囲んで写真を撮ったり、仲間とエールをおくりあったり、いつまでも話がつきることなく仲間同士離れがたそうにしている姿をみて、特別な時代を共に生きた仲間同士の、言葉に出来ない想いがあるのだろうと思うとなんだか胸が熱くなりました。

卒業生の皆様が、新たな世界で大きな「知の翼」を羽ばたかせご活躍されることを、心より祈念申し上げます。

若きエンジニア〜日本大学工科の歌〜  堀内敬三(作詞・作曲)

1 昭煥の日いづる國こそ わが祖國
  其の名をば担いて 聳ゆわが母校
  伸び行く日本の力は 茲に
  地を拓きゆく者 若きエンジニア

2 青春に夢あり 宇宙に眞理あり
  現實と理想を 結ぶ者我等
  科學の力と 不屈の意志を
  武器として進まん 若きエンジニア

3 永遠の光りを 現世に與うべく
  限りなき奉仕と 愛の心もて
  新たに幸ある世界を築く
  わが腕に栄えあり 若きエンジニア

令和5年度日本大学卒業式及び日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科 博士前・後期課程 短期大学部 学位記伝達式が執り行われました。