研究者情報
ヒトを上回る知的能力をコンピュータに持たせ、危険予知など安全・安心な社会や便利で快適な個人の暮らしを実現する
応用情報工学科
西脇 大輔教授/工学博士
NISHIWAKI DAISUKE
専門
パターン認識・理解, 画像処理・認識, 文字メディアのIT活用
キーワード
スマート交通システム
安全かつ効率的に人やモノが移動できるようなると、時間や利便性だけでなく、世界的課題になっているCO2削減に貢献できます。分析のための情報獲得技術として画像センシングがあります。カメラを使って走行車両を撮影し、人工知能の一つである画像認識によりバイクや乗用車、トラック、バスなどの車種を区別しながら、瞬時に高精度で計数する研究を行っています。
バーコードを必要としない商品・部品管理
商品や部品に印刷されているバーコードは、会計、在庫管理、流通経路の追跡などに大変役立っていますが、印刷や読取装置が必要です。人間は指紋により個人の認証が可能です。部品や商品も表面を顕微鏡観察すると全部違って見えるので個々の識別が可能です。画像照合技術を高倍率カメラによる物体表面画像に適用し、モノの個体管理、真贋判定の研究を行っています。
ユーザーの感性を考慮した画像検索
2020東京オリンピックで当初発表のエンブレム(ロゴマーク)が外国のある劇場のものとの類似性をもって変更されました。人もコンピュータも全く同じデザインを見つけることは得意ですが、「同じ感じ」に対しては、完璧ではありません。似たデザインの有無を調べる際に、検索者の感性を反映し、発見可能性がより高くなる画像検索システムの研究を行っています。