日本大学理工学部

Step2

衛星とセンサを使って自動運転のための道路地図データをつくる

交通システム工学科

テレビで天気予報を見ていると日本付近の雲の画像がよくでてきます。これは気象衛星から撮影した画像ですが、このように現在人工衛星の利用が身近になっています。衛星には様々な種類がありますが、GPS という衛星からの電波を受信機で捉えると、私たちの現在位置を正確に知ることできます。カーナビゲーションや携帯電話に使われているのでご存知の方も多いでしょう。カーナビで使われているGPS 受信機は位置の測定誤差が10mもあります。しかし、特殊な受信機を用いると10mm の誤差で位置を測定することができます。このGPS 衛星を利用した測量システムは、高度な測量や日本列島の地殻変動観測に利用されています。(日本列島はきわめてゆっくりですが動いています。特に地震の時に大きく動きます。GPS はこの地殻変動を捉えます。)またリアルタイムに自分の位置と方向がわかるので、建設機械の自動制御にも応用されています。GPS のしくみをやさしく解説し、測量や交通・建設分野における最先端の応用事例を紹介します。

佐田 達典
佐田 達典
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キャンパス内でのGPS測量実習風景

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