海洋エネルギーを開拓する!
海洋建築工学科
2011年3月の東日本大震災以来、日本のエネルギー政策が大きく変わろうとしています。風力発電や太陽光発電だけでなく、その他の自然エネルギーの利用を本格的に考えるようになりました。これら自然エネルギーを再生可能エネルギーといいます。その中に海洋再生可能エネルギーがあります。波、潮流、海流、海洋温度差などがその代表です。欧米では本格的な商用化の準備が進んでいます。日本ではどうでしょうか?四方を海に囲まれた日本で、海のもつエネルギーを使わないのはもったいないとは思いませんか?では、簡単に利用できるのでしょうか?
本講義では海洋再生可能エネルギー利用の世界と日本の動向を解説します。そして、どのように波や潮流からエネルギーを得るのかをわかりやすく説明します。おまけの話題として海洋石油・天然ガス開発を紹介します。これらを踏まえて日本の今後のエネルギー確保についても考えてみましょう。

複合海洋エネルギー浮体(波力発電、海流発電、太陽光発電+風力発電?)