建築学科/専攻
内田 衞
株式会社日建設計
2015年3月 建築学科卒業
現在のお仕事の内容を教えてください。
主に建築の構造設計をしてします。建築を設計する際に最初に想像されるのは「建築家」(意匠設計者)が多いと思いますが,構造設計者は「縁の下の力持ち」とイメージすると分かりやすいかもしれません。建築家が設計した建物に対して,地震・台風・大雪などの災害に対しても問題なく建っていられるように骨組みを考えたり,難しいデザインに対してもどのように成り立つかを考えたりします。単純な構造計算だけでなく,材料のコストや現場での製作性を考慮しつつ,建物を使う人々の具体的なイメージを持ちながら検討した設計案を図面にまとめます。その図面を基に,現場で施工する方たちと共に現実の建築物へと昇華させる仕事です。

現在のお仕事に,学生時代の学びがどのように役立っていますか?
現在の仕事で必要となる基礎知識は大学で学んできたことも多いです。これまで大学で基礎知識を学んできたからこそ,多少なりとも言語を理解し,分からないことに対しても勉強し理解を深めることがよりスムーズにできていると感じています。また,構造設計を行うに当たり「モノが壊れる様を知る」ということは非常に重要と考えています。その点で,実際に実験で体感させていただいたことは今となってもかけがえのない経験だったと感じています。現在,構造設計業務と並行して構造設計をさらに発展させるために研究開発で実験も行っていますが,社会に出てからも大学で学んだ基礎は変わらずに活きていると感じています。
学生生活での思い出を教えてください。
大学3年生の時に建築学科で主催していた海外研修に参加しました。3週間ほどの期間でしたが,ヨーロッパ各地を巡ることができました。そこでは実際に建築を見たり触ったり,実際に泊まって体感したりしながら,先生や現地の方の解説を聞き古代から現代までのさまざまな建築や都市を見て学ぶ得がたい体験をすることができました。私が構造設計に進もうと決意した一因も,そこで出会った建築の構造デザインの素晴らしさに感銘を受けたことが挙げられます。
建築学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
日大理工の建築学科は楽しい学科だと思います。物理的な小難しいことを取り扱うこともあれば,アイデアを凝らしてクリエイティブなデザインを趣向するなど,理系・文系にとらわれず自由に学んで感じ取って行動できる場所だと思います。自分次第で何でもできる,そんな可能性を引き出してくれる場所です。ここで学ぶのはものづくりの原点で,机に向かって勉強するだけでなく,実験などで体感しながら学ぶことも多いです。社会に出てもここで培った経験は何にでも活きると思います。とりあえず建築学科に入ってみる,でも後悔しないでしょう。建築学科,おすすめです。大学生活を楽しんでください。