まちづくり工学科/専攻
勇﨑 大翔
株式会社オリエンタルコンサルタンツ
2022年3月 まちづくり工学専攻修了
現在のお仕事の内容を教えてください。
都市政策・デザイン部の都市政策チームに属しており,計画策定業務や,計画に紐づいた各種事業を推進する仕事をしています。計画策定業務では,都市計画マスタープランをはじめ,立地適正化計画などの上位計画から,事業推進にまつわる基本計画や地域の将来像を描く未来ビジョンなど,幅広い計画策定を行っています。事業推進では,昨今のトレンドである官民連携事業や,ウォーカブル,団地再生など,地域に入り・地域に触れながら,まち・地域の再編に取り組んでいます。仕事をするフィールドは,首都圏の代表都市から,地方中枢都市,人口5万人未満の地方都市など,全国的な業務を行っています。

現在のお仕事に,学生時代の学びがどのように役立っていますか?
学生時代の研究活動では,学部時代に立地適正化計画,大学院時代に地域防災計画といった地域計画に関する研究をしてきたことから,研究で学んできた内容が業務で直接活かせることが多くありました。具体的にいうと,例えば地域分析では,オープンデータを活用した分析手法やデータの見方,各種調査のデータ所在など,地域の状況を捉えるためのデータの扱いを学生時代に学んできていたことが,現在の業務の中でも役立っています。また,大学の授業で学ぶ都市計画の知識や,まちづくりをする上で重要な点となる法律・条例についての知識も業務の中では役立つことが非常に多く,学生時代の学びが今にすごく活きていると感じています。
大学院に進学して良かったことは何ですか?
研究活動にどっぷりと浸かれたことです。私は,もともと世の中で動く各種事業や取り組みの根幹を知ることができる建設コンサルタントの企業に就職したいと考えていました。そのため,大学院時代は就職後に向けて,都市計画の基本となる都市計画・政策にまつわる研究をはじめ,まちづくりにとって重要な観点である法律の解釈,お金に関することが学べる複数のテーマの研究を行っていました。複数のテーマの研究を行い,自身の知見を広めていくことは非常に大変ではありましたが,2年間の時間をたっぷり使って,日々研究した時間は,今でもすごく役立っています。
学生生活での思い出を教えてください。
初めて審査付き論文を書いた経験が最も印象に残っています。普段は自身の指導教員と自身の考えの基,研究を組み立てていきますが,そこに客観的視点として,外部の評価が下されることは非常に刺激になりました。自身の中ではこれ以上はないと思っていても,もっと幅広い視野で物事を見ることの大切さや,もっと建設的に文章を組み立てていくためにはどうすればよいかといったことをすごく学ぶことができたと思っています。また,審査付き論文が通った際には,外部評価も踏まえて論文・研究が一つ認められたことになることから達成感もありました。
まちづくり工学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
大学進学を目指す・学生生活を過ごす上では,将来的な目標を持つことが大切だと思います。
大学では,基礎的なことから,研究活動やフィールドワークなどでの詳細な学びがあります。その際に将来的な目標を立て,そこに向けて特化したことを吸収する姿勢でいると,日頃の学びの幅が広がっていきます。社会人になってからも,目標を立てて業務をこなしていくことは重要なことなので,ぜひ大学に進学・在学する中でも将来を見据えた目標を考えられると良いと思います。当然,大学に入学する前から卒業後の目標を立てることはハードルが高いことだと思いますので,在学する中で徐々に構築していくことを意識してみてください。