物理学科/専攻
柳 凌太郎
ソニー株式会社
2023年3月 物理学専攻修了
現在のお仕事の内容を教えてください。
私は物理学科・物理学専攻を修了し,現在はソニーでカメラ(カムコーダー)の電気設計をしています。カメラは画像処理や制御を行うメイン基板だけでなく,スイッチ,ファンなどさまざまな部品で構成され,さらにはレンズとも連動するため,“最も複雑な家電”といえます。そのため,設計はさまざまなチームと緊密に連携してプロジェクトを進める必要があります。スピーディな日程のため多忙ですが,製品を使うユーザーのことを第一に考えながら商品を仕上げていくことはこの仕事のやりがいとなっています。

現在のお仕事に,学生時代の学びがどのように役立っていますか?
物理学科では,計算能力や論理的思考力が身についたと思います。学生数は多いですが,演習の授業などで丁寧なフィードバックがあったため,自宅での学習もスムーズでした。物理学の研究対象の幅広さは学習量に直結しますので勉強は大変でしたが,どんな仕事に就いたとしてもその知識は役に立つと思います。
大学院に進学して良かったことは何ですか?
大学院では学部と異なりプロジェクトとしての研究を行うことができるのが大きなメリットであると思います。研究の過程で行う課題解決は,コミュニケーション能力や思考能力を高め,就職活動にも役に立ったと考えています。また,大学院では核融合プラズマに関する研究に携わりましたが,このようなスケールの大きな研究を行う機会は貴重であり,視野を広げてくれたことに感謝しています。就活では先生方が相談に乗ってくれますし,さまざまな業界で活躍する卒業生がいることは心強いと思います。
学生生活での思い出を教えてください。
お昼に研究室の友人とインド料理やタイ料理などさまざまな国の料理を食べに行ったことです。キャンパスと研究室があった御茶ノ水にはいろいろなお店がありました。仕事でタイに行った時は,現地の料理を慣れ親しんだ味のように感じました。
物理学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
私が高校生の時は大学や大学院を卒業して何をするかは想像がつきませんでしたが,日大理工の物理学科に入って自分が持つ多様な選択肢の解像度が上がりました。また,さまざまな現象に対する好奇心に応え,最後まで進路に迷ってよいほど万能な学科は物理学科以外にないと思います。入学後も勉強が続きますが,好奇心を持って頑張ってください。