日本大学理工学部

Step2

“すごく熱い”気体の物理

物理学科

ろうそくの炎を眺めていると身近に存在であるのに不思議な特徴があります。赤や青に発光して,そこに確かに存在するはずなのに吹けば消えてしまいます。そんなにも希薄なのにもかかわらず,ものを燃やしたりもします。高いエネルギー状態≒“すごく熱い”気体である炎の一部では,分子間結合が切れる解離や,原子または分子から電子が引き剥がされる電離という現象が起こっており,この電離した気体をプラズマと言います。

プラズマ中では荷電粒子同士が衝突するだけでなくお互いに電磁力が作用しあうため,通常の気体よりも複雑な振る舞いをみせることがプラズマの特徴です。この講義ではプラズマについて説明してから,私たちの生活の中でどのように関わりがあるのかを紹介します。

関口 純一
関口 純一
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