理系志望の人なら、小学生や中学生の時に一度は天体に興味を持ったことがあると思います。そして、今でも、天文学や宇宙物理学に強い関心を持っている人も多いと思います。また、12星座占いは、毎朝必ずどこかのテレビ局で放送されています。このように、星座は私たちにとって非常に耳慣れたものです。しかし、残念ながら、人の運命がたった12に分類されるわけでもありませんし、星座そのものは現在の天文学や宇宙物理学とは全く異なるものです。星座の神話ならむしろ文学の領域に含まれてきます。

でも、みなさんの原点に立ち返って、夜あらためて、星空をながめてみませんか？もちろん、現在は様々なプラネタリウムのアプリケーションもあるでしょうが、自作の天球儀をみながら、星座を探してみませんか。白地ベースなので、書き込み可能です。自分たちの観測データから、流星群の放射点を記入することなどもできます。なお、この授業は講義と工作を含めて90分を予定しています。

高野 良紀