機械工学科講義一覧
機械力学におけるシミュレーション技術-機構解析,車両運動解析への応用-
担当講師:安藝 雅彦 / ニュースや雑誌の記事などでシミュレーションという言葉をよく耳にします。一般にシミュレーションとは「現象を何らかの手段で模倣すること」を言います。理工系の分野ではコンピュータシミュレーションがよく用いられており,こちらをイメージする人が多いかもしれません。模倣したい現象の物理法則がわかれば,コンピュータ内に仮想的な実験環境を作り,コンピュータ内で模擬的に実験を行うことができ…
「制御」とは何だろう
担当講師:渡辺 亨 / 世の中の工業製品には「制御」が使われているものが少なくありませんが,それがはっきりと分かるような製品は多くありません。なぜなら制御とは,本質的には「情報」の操作だからです。制御しようという対象から情報を取り出し,それに情報処理をほどこし,その結果を制御対象に作用させるという一連の操作,それが「制御」なのです。そう言うと単純なようですが,実際に制御を行おうとすると様々な障害に…
ものの形が変わることとエネルギー
担当講師:星野 倫彦 / ものに力を加えると形が変わります。(1)ものがバネの場合,加えている力を取り除くと元の形に戻ろうとする動きを始めますが,元の形に戻った所で動きを止めるのではなく,振動という往復運動になります。しかし,この振動も時間が経つと動きが小さくなり,やがては止まってしまいます。(2)ものが粘土の場合,加えた力を取り除いても力によって作られた形のままとなり,ばねのように戻ることはあり…
つながるクルマが実現する安全・安心-CASE・MaaSが実現する近未来交通社会-
担当講師:関根 太郎 / 自動車を取り巻く環境は100年に一度の変革期と言われ,CASE(Connected,Autonomous,Shared and Service,Electric)と呼ばれる次世代自動車技術の実用化やMaaS(Mobility as a Service)といったシームレスでユーザー中心のサービスの実現に向けて,車載通信機器を搭載したコネクテッド車両の普及が世界的に始まってい…
材料の強度と変形―工業材料から医療材料まで―
担当講師:加藤 保之 / 我々の身のまわりには小さな機械部品から,橋梁,ビル,タンクなどの大型構造物,自動車,新幹線,航空機などの輸送機器,ロボット,加工機械などの複雑な生産機器,そのほか家電機器,医療機器など様々なものがあります。このような機械や構造物はそれらが使用される間,部材や部品が壊れないように十分な強度と剛性を持っていることが必要であり,安全に機能を果たすように作られています。材料の強度…
図面を描いてみよう-設計図面入門-
担当講師:飯島 晃良 / 身の回りにある様々な製品を作るためには,図面が必要です。機械工学科では,国際規格に基づいた図面の読み描きをしっかり学びます。これによって,グローバルなものづくりの世界で通用する図面を描けるようになります。この講義では,“ものづくり”のための図面の読み方と描き方をやさしく学びます。また,実際に簡単な製品の図面を描く体験をしてもらいます。受講者全員参加型のワークショップ形式で…
”エンジンとモーター”実は最強タッグ!車のカーボンニュートラル化技術最前線
担当講師:飯島 晃良 / 自動車を走らす動力の方式は,「ガソリンエンジン」「ディーゼルエンジン」「電気自動車」,「ハイブリッドカー」「プラグインハイブリッドカー」「燃料電池車」など,実に様々です。これらの方式にはそれぞれに利点と欠点があるため,日々,それらの欠点を解決するための研究が行われています。 この教室では,自動車のエンジンとエコカーの仕組みを学びます。そのうえで,自動車の様々な方式の動力源…
地球環境と人々の暮らしを守る!熱・エネルギー変換技術
担当講師:飯島 晃良 / エネルギーと環境に関する話題が世界的にクローズアップされています.地球温暖化,資源の枯渇再生可能エネルギーの有効利用などは,多くの人にとって関心事ではないでしょうか. この講義では,次世代エネルギー革新技術のキーワード,「次世代エンジン・ハイブリッドカー・EVシフト・次世代高効率発電・再生可能エネルギー・シェールガス/オイル,バイオマス」などについて,エネルギーの基礎から…
乗り物の力学
担当講師:安藝 雅彦 / 自動車と鉄道を対象として,力学の観点から乗り物の「走る・止まる・曲がる」という運動の仕組みを解説します。講義の構成1. 車両の構成1.1 自動車の構成1.2 鉄道車両の構成2. 加速と減速2.1 自動車・鉄道車両の加速の仕組み2.2 自動車・鉄道車両の減速の仕組み3. 曲線走行性能3.1 自動車が曲がる仕組み(ステアリング機構)3.2 鉄道車両が曲がる仕組み(自己操舵機構…