#シミュレーションで未来を予測したい
シミュレーションでみる量子カオスの世界
担当講師:佐甲 徳栄 / 「ブラジルの蝶のはばたきが,テキサスで竜巻を引き起こすか」――。そんな比喩で語られる「初期値鋭敏性」は,カオスと呼ばれる現象の大きな特徴です。この予測不可能な複雑さは,化学反応や二重振り子,気象など,私たちの身近な物理現象の中に広く存在しています。 では,原子や分子が躍動する「ミクロの世界」にも,カオスは存在するのでしょうか。数学的には,カオスが生じるには方程式が「非線形…
機械学習技術と航空機設計
担当講師:丸山 大悟 / 1903年にライト兄弟が初飛行を成し遂げた後,人類は数十年で音より速い航空機の開発や,宇宙へ進出するロケットを開発しました。グローバル化と呼ばれる現代では,今や航空機は,我々にとってなくてはならない存在です。人類は数学や物理学といった,「世の中の仕組み」というものを解明し,それを活用することで様々な科学技術を生み出してきました。航空機も例外でなく,浮く力を得るために,翼の…
都市の「見える化」であなたのまちを再発見しよう
担当講師:栗本 賢一 / みなさんは,自分が住んでいるまちについて,どれくらい知っていますか?毎日見慣れた風景の中にも,実は気づいていない魅力や課題が隠れているかもしれません。 この講義では,地域計画や都市デザインを専門とする教員が,データ分析や情報解析の手法を用いて,まちの姿を「見える化」する方法をわかりやすく解説します。人口の変化,土地の使われ方,経済活動,交通ネットワークなど,さまざまな角度…
直径250mの風力発電システムを浮かべる世界
担当講師:居駒 知樹 / 風力発電では大きな風車が使われます。その直径は陸上の場合は130m程度ですが,海に設置される洋上風力発電ではもっと大きくなります。世界で開発が進む最新の洋上風力発電風車の直径は250mにおよびます。このような大きな風車を載せた100m規模の大きな浮体を海に浮かべるのが浮体式洋上風力発電です。 日本でも開発がどんどん進み2040年にはたくさんの風車が沖合に浮いていることでし…
写真から立体の世界をつくるしくみ
担当講師:李 勇鶴 / ・写真を使って,立体的な空間を再現するしくみを紹介します。・写真を使って,コンピューターが自動で3Dモデル(立体モデル)を作るようすをデモで見てもらいます。・できあがった3Dモデルがどんな場面で使われているかを紹介します。・AI(人工知能)を使って,よりリアルな3D空間を作る最新の技術についても紹介します。 航空写真を使った3D都市モデルの作成(図版・画像等の出典や引用元:…
見えないモノを診る技術
担当講師:中村 勝哉 / 私たちの豊かな暮らしは道路,鉄道,ダムまたは電力施設等の多様な社会基盤施設と共にあります。また,社会基盤施設は地盤に支えられており,施設の設計,維持管理においては施設を支える地盤の状態を把握する必要があります。しかし,地盤内部の状態については目視で確認することが困難です。確認することが困難な地盤内部を把握する手法の一つとして物理探査が挙げられます。物理探査とは,対象とする…
交通ビッグデータによるスマートな都市交通の創造
担当講師:石坂 哲宏 / 現在の都市交通システムは,様々なビッグデータによって支えられています。身近な交通ICカードなど公共交通機関を便利に快適にさせる情報や,車両感知器などの道路交通情報など自動車を使った移動を最適にする情報まで様々です。複雑で多様化する交通問題に対応するためには,全ての物事に対して情報を活用して有機的に連携する必要があります。鉄道は鉄道,バスはバス,自動車は自動車のためだけでな…
流れの数値シミュレーション
担当講師:小紫 誠子 / 流体というのは,ごく簡単に言えば,水や空気のように流れるもののことです。 そしてその流体の種々のふるまいを,流体現象と呼んでいます。空気などのように,流体は私たちの身近に存在し,普段の生活のあちこちで流体現象が起こっています。飛行機が空を飛べるのも,風車が風を受けて回るのも,流体現象を上手に利用した例であり,鳴門の渦潮や台風などの気象現象も,流体現象の一つです。また一方で…