まるい形の交差点「ラウンドアバウト」のひみつ

担当講師:吉岡 慶祐

「ラウンドアバウト(Roundabout)」と呼ばれる円形のかたちをした交差点を知っていますか?
このラウンドアバウト,欧米を中心とした海外ではごく一般的な交差点の形式ですが,日本では最近になってようやく注目されるようになり,全国各地で徐々に数が増えてきています。

ところで,なぜ,このようなまるい形の交差点を作るのでしょうか?そして,まるい形にすることでどのような利点があるのでしょうか。

授業では,ラウンドアバウトの歴史,日本で普及するに至った経緯について説明し,ラウンドアバウトがもつ特徴やメリットなどを工学的な視点から解説します。

長野県須坂市のラウンドアバウト
長野県須坂市のラウンドアバウト
イギリスのミニラウンドアバウト
イギリスのミニラウンドアバウト
アメリカのターボラウンドアバウト
アメリカのターボラウンドアバウト

写真から立体の世界をつくるしくみ

担当講師:李 勇鶴

・写真を使って,立体的な空間を再現するしくみを紹介します。
・写真を使って,コンピューターが自動で3Dモデル(立体モデル)を作るようすをデモで見てもらいます。
・できあがった3Dモデルがどんな場面で使われているかを紹介します。
・AI(人工知能)を使って,よりリアルな3D空間を作る最新の技術についても紹介します。

航空写真を使った3D都市モデルの作成
航空写真を使った3D都市モデルの作成
(図版・画像等の出典や引用元:Google Map)
3DGSで生成した3次元モデル(自転車)
3DGSで生成した3次元モデル(自転車)
(図版・画像等の出典や引用元:https://repo-sam.inria.fr/fungraph/3d-gaussian-splatting/)

自動運転で渋滞をなくせるか?

担当講師:青山 恵里

私たちの生活をより便利に,快適にしてくれると期待される自動運転ですが,自動運転によって渋滞をなくすことはできるでしょうか?
そもそも,なぜ渋滞が起きるのでしょうか?そして,自動運転と人による運転とでは何が変わるのでしょうか?

授業では,まず,車の流れの特徴や,渋滞が起きるメカニズムの説明をします.その上で,自動運転が渋滞をなくすことができるのか,一緒に考えてみましょう.

都内での自動車交通流の観測
都内での自動車交通流の観測
カナダでの現地調査
カナダでの現地調査
米国での現地調査
米国での現地調査

持続可能な都市のあり方を考える

担当講師:菊池 浩紀

日本の多くの都市では,戦後の人口増加に伴い,住宅地や商業地が広がり,都市全体が拡大してきました。
しかし近年では,少子高齢化による人口減少や自治体の財政負担の増大などにより,これまでのように都市を広げながら維持していくことが難しくなっています。
このような課題に対して,国や自治体もさまざまな取り組みを進めています。例えば,都市機能を一定のエリアに集約するコンパクトシティ政策や,公共交通を中心とした鉄道沿線のまちづくりなど,持続可能な都市構造を目指した政策が各地で進められています。

CSTサイエンスアカデミーでは,こうした国内外の事例を紹介しながら,都市と交通の関係に着目し,これからの社会に求められる持続可能な都市のあり方について考えます。

公共交通を軸としたまちづくり
公共交通を軸としたまちづくり
密集した高層ビル群と公共交通
密集した高層ビル群と公共交通
自動車交通を軸とした近代都市
自動車交通を軸とした近代都市

「生き物」の視点から交通を考える

担当講師:末次 優花

道路や鉄道などの交通インフラは,人や物の移動を支え,私たちの移動をより便利にしています。
また,都市開発によって住みやすく便利なまちが形成され,私たちの生活を豊かにしています。
一方で,人間以外の「生き物」の視点で見ると,開発によって生息地が失われたり,道路が「壁」となって移動が妨げられるなど,多くの生き物にさまざまな影響を及ぼします。

本講義では,交通や都市を「生き物」の視点から捉え,開発による環境への影響を評価する「環境アセスメント」のしくみや,自然環境に配慮した道づくり「エコロード」の取り組みなどについて紹介し,生き物や自然環境と人間社会の関わり方について一緒に考えます。

エコロードのイメージ
エコロードのイメージ
(図版・画像等の出典や引用元:高速道路総合技術研究所ホームページ:エコロード(https://www.ri-nexco.co.jp/tabid/231/Default.aspx))
道路開発で造成された代替池の例(横浜横須賀道路 釜利谷JCT)
道路開発で造成された代替池の例(横浜横須賀道路 釜利谷JCT)