身近な「まち」の魅力を観光の視点で考えてみよう

担当講師:西山 孝樹

決して観光地ではない「まち」においても,その地域と多様に関わる人々を指す,いわゆる関係人口等に焦点を当てたまちづくりも盛んに行われるようになってきました.
このような著名な観光資源がなくとも,地域住民の日常生活や歴史文化が魅力となり,人々が集う賑わいある「まち」を創造することが期待されています.

本講義では,それらを実践する最新動向を参照しながら,実際の観光まちづくりに関する課題等を理解します.
そして,観光まちづくりを実践するために必要な基本的な知識を再整理し,地域の歴史・文化・環境から観光資源,地域資源を発見する様々な手法についてもご紹介します.

歴史的な観点を踏まえ「まち」を読み解くことは観光で必要不可欠です
歴史的な観点を踏まえ「まち」を読み解くことは観光で必要不可欠です

まちづくりと福祉って?-子どもたちに残したい未来のために-

担当講師:牟田 聡子

まちにはたくさんの「人」が日常生活を送っています。
さらに,その「人」たちは子ども,若者,働く人,高齢者,車いすを使用している人,白杖を使用している人,ベビーカーを押す人などなど,多様な特性をもっています。

「福祉」とは「ふだんの くらしを しあわせに」するための学問です。

まちに住んでいる多様な「人」たちの「ふだんの くらし」を「福祉」の力で「しあわせに」するまちづくりについて,SDGsの視点とあわせてお話していきます。

こころと体が健康に暮らせるためのまちづくりと工学的支援

担当講師:植田 瑞昌

世界保健機関(WHO)では,Well-beingを「個人や社会の良い状態」と定義しており,「健康と同じように,それは日常生活における一つの要素であり,社会的・経済的・環境的な条件によって決定される」としています。
まちには多様な人々が暮らしており,ひとそれぞれに異なるWell-beingがあります。
そして,人々が健康的に暮らすためには,食事や運動のほかに,心地よい空間や住まいによって,心と体のバランスを保っています。
特に,社会的なつながりは何よりも大切になります。
そのための住まいづくりやまちづくりは,Well-beingを支える基盤となります。

本講座では,特にすべての子どもが,健康的にともに遊び•ともに学び•ともに育つためのまちづくり工学について学びます。

子育て当事者と一緒にまち歩きをおこない、子育てバリアフリーマップを作製した時の様子。
子育て当事者と一緒にまち歩きをおこない,子育てバリアフリーマップを作製した時の様子。
完成品
完成品

都市の「見える化」であなたのまちを再発見しよう

担当講師:栗本 賢一

みなさんは,自分が住んでいるまちについて,どれくらい知っていますか?
毎日見慣れた風景の中にも,実は気づいていない魅力や課題が隠れているかもしれません。

この講義では,地域計画や都市デザインを専門とする教員が,データ分析や情報解析の手法を用いて,まちの姿を「見える化」する方法をわかりやすく解説します。
人口の変化,土地の使われ方,経済活動,交通ネットワークなど,さまざまな角度からまちを数字や地図で捉えることで,普段は見えにくい地域の特徴や隠れた可能性を浮かび上がらせます。
こうした「見える化」の知見は,まちづくりの計画や地域産業の活性化に直結します。
たとえば,自分たちのまちの強みを数字で確認したり,課題の優先順位を客観的に判断したりすることで,具体的なアクションにつなげることができます。

この講義を通じて,みなさんにはデータの力を借りて自分たちのまちを再発見してほしいと思います。
「まちの今」を知ることは,より良い未来を描くための大きな第一歩です。ぜひ,都市の「見える化」の世界を体験してみてください。
あなたのまちの新たな一面に気づくきっかけになるはずです。

都市構造可視化計画ウェブサイト
都市構造可視化計画ウェブサイト
(図版・画像等の出典や引用元:https://mieruka.city/)
地理情報システム jSTAT MAP
地理情報システム jSTAT MAP
(図版・画像等の出典や引用元:https://www.e-stat.go.jp/gis/gislp/)
RESAS 地域経済分析システム
RESAS 地域経済分析システム
(図版・画像等の出典や引用元:https://resas.go.jp/)