才能を伸ばす学び方,教え方

担当講師:北村 勝朗

人が何かを学び上達していく上で,指導者の影響はとても大きいと考えられています。
実際,様々な領域で人を育て大きな成果に結びつけてきた人々は名コーチと呼ばれ,その指導力・指導実践が高く評価されています。それは単に知識や技術の教え方が上手ということだけではなく,学ぶ人々がやる気を高め,集中し,チームとして協力し合いながら,質の高い学びに自ら取り組めるような「学びのしかけづくり」が上手だからです。
ではこうした「学びのしかけづくり」とはどのようなものでしょうか。そして,そうしたしかけによって学びはどう変わるのでしょうか。

本講義では,こうした問いに答えるために,いくつかのテーマに沿ったワークショップを実施します。
キーワードは,「上達のコツ」「チームワーク」「集中力を高める」「やる気スイッチ」「仲間関係づくり」そして「自信を高める」です。
人を育てることですばらしい成果をあげてきた優れた指導者たちの指導実践を素材とし,名コーチの教え方のコツを習得すると同時に,そうした名コーチの指導のもとで学んだ人々の学び方も学ぶことで,人が学び育つヒントを探っていきます。
学校(幼稚園・小・中・高・大),スポーツ,音楽,芸術,科学,わざ,ビジネスといった様々な領域が対象となります。

様々な領域のエキスパートを招いて小学生がインタビューをし才能開花法を学びました。
チームビルディングのワークショップ
チームビルディングのワークショップを通して,仲間と力を合わせて目標を達成する方法を学び実践しました。

日常生活を支える分析化学

担当講師:吉川 賢治

みなさんは「分析化学とは何か?」という質問に対して,どのように回答するでしょうか。「理論化学」,「無機化学」,「有機化学」は高校でも良く聞く思いますが,このページを見て初めて知った方も多いでしょう。
しかし,「分析化学」なくしてみなさんの日常生活は成り立たないでしょう。

例えば,水道水は硬度や有害成分の検査後に各家庭に供給され,食卓に並ぶ食品は栄養成分や食品添加物が表示されています。講義を受ける教室では,空気中の微量成分が分析され,各種検査を通過した建材が使用されるなど,例を挙げたらキリがありません。このように,24時間身近で役に立つ分析化学は「縁の下の力持ち」と言っても過言ではありません。

「分析化学」はサスペンスドラマと共通点が多く,「自然界に存在する物質を捜査対象とし,化学および物理的な実験および解析に基づいて捜査を行い,得られた証拠から物質の質,量および存在形態という真実を暴き出す化学分野」とも言えるでしょう。
本講義では,以上の例を含めた具体的な分析例を幾つか挙げながら,分析化学の社会への貢献を中心にお話ししたいと思います。

写真①:分析機器の外観
写真①:分析機器の外観
写真②:食品中の合成着色料の分析例
写真②:食品中の合成着色料の分析例

自動運転で渋滞をなくせるか?

担当講師:青山 恵里

私たちの生活をより便利に,快適にしてくれると期待される自動運転ですが,自動運転によって渋滞をなくすことはできるでしょうか?
そもそも,なぜ渋滞が起きるのでしょうか?そして,自動運転と人による運転とでは何が変わるのでしょうか?

授業では,まず,車の流れの特徴や,渋滞が起きるメカニズムの説明をします.その上で,自動運転が渋滞をなくすことができるのか,一緒に考えてみましょう.

都内での自動車交通流の観測
都内での自動車交通流の観測
カナダでの現地調査
カナダでの現地調査
米国での現地調査
米国での現地調査

こころと体が健康に暮らせるためのまちづくりと工学的支援

担当講師:植田 瑞昌

世界保健機関(WHO)では,Well-beingを「個人や社会の良い状態」と定義しており,「健康と同じように,それは日常生活における一つの要素であり,社会的・経済的・環境的な条件によって決定される」としています。
まちには多様な人々が暮らしており,ひとそれぞれに異なるWell-beingがあります。
そして,人々が健康的に暮らすためには,食事や運動のほかに,心地よい空間や住まいによって,心と体のバランスを保っています。
特に,社会的なつながりは何よりも大切になります。
そのための住まいづくりやまちづくりは,Well-beingを支える基盤となります。

本講座では,特にすべての子どもが,健康的にともに遊び•ともに学び•ともに育つためのまちづくり工学について学びます。

子育て当事者と一緒にまち歩きをおこない、子育てバリアフリーマップを作製した時の様子。
子育て当事者と一緒にまち歩きをおこない,子育てバリアフリーマップを作製した時の様子。
完成品
完成品

都市の「見える化」であなたのまちを再発見しよう

担当講師:栗本 賢一

みなさんは,自分が住んでいるまちについて,どれくらい知っていますか?
毎日見慣れた風景の中にも,実は気づいていない魅力や課題が隠れているかもしれません。

この講義では,地域計画や都市デザインを専門とする教員が,データ分析や情報解析の手法を用いて,まちの姿を「見える化」する方法をわかりやすく解説します。
人口の変化,土地の使われ方,経済活動,交通ネットワークなど,さまざまな角度からまちを数字や地図で捉えることで,普段は見えにくい地域の特徴や隠れた可能性を浮かび上がらせます。
こうした「見える化」の知見は,まちづくりの計画や地域産業の活性化に直結します。
たとえば,自分たちのまちの強みを数字で確認したり,課題の優先順位を客観的に判断したりすることで,具体的なアクションにつなげることができます。

この講義を通じて,みなさんにはデータの力を借りて自分たちのまちを再発見してほしいと思います。
「まちの今」を知ることは,より良い未来を描くための大きな第一歩です。ぜひ,都市の「見える化」の世界を体験してみてください。
あなたのまちの新たな一面に気づくきっかけになるはずです。

都市構造可視化計画ウェブサイト
都市構造可視化計画ウェブサイト
(図版・画像等の出典や引用元:https://mieruka.city/)
地理情報システム jSTAT MAP
地理情報システム jSTAT MAP
(図版・画像等の出典や引用元:https://www.e-stat.go.jp/gis/gislp/)
RESAS 地域経済分析システム
RESAS 地域経済分析システム
(図版・画像等の出典や引用元:https://resas.go.jp/)