研究者情報
海に囲まれた
日本の国土づくり
海洋建築工学科
小林 直明特任教授/博士(工学)
KOBAYASHI NAOAKI
専門
建築設計、海洋建築計画デザイン
キーワード
知的生産性を高める建築デザイン
建築計画分野からの知的生産性向上に導くための建築空間についての研究、設計を重ねています。たとえば、プライバシーとコミュニケーションを調和させる建築計画手法、自然豊かな環境整備を行ない緑や水の自然環境要素やそれに伴う光・音などの環境を操作することで、人に対して安らぎや潤いなど快適感やリラックス感を与えることで知的生産性を高めます。
3.11復興計画におけるユニバーサルデザイン
3.11による津波災害、放射線汚染災害に対しての復興提案を行なってきました。例えば高い防潮堤で津波を防御するのではなく、普段から使いやすいユニバーサルデザインを取り入れた新しい復興まちづくりの提案です。将来危惧される東南海トラフ地震による災害想定地域においても提案を継続しています。
歴史的建造物の保存と活用
文化財建造物と言えども、現在は有効に活用が求められている時代です。建築博物館のような見せるだけの静態保存ではなく、使いながら保存する動態保存が求められています。歴史的建造物の価値を守りながら本来の建築用途として使い続ける為には、バリアフリー化および省エネルギー化等にも建築計画的に融合させるための研究、設計を行なっています。
メディア出演
3.11復興プロジェクトの挑戦とその射程(共著)彰国社(2018)、日刊建設工業新聞(2013 〜 2018)