研究者情報

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宇宙エレベーター

宇宙エレベーターとは地上から宇宙空間へのアクセスを安全で経済的に行うための宇宙往還機の呼称です。2014 年より国際宇宙アカデミー常設委員会として本格的な研究開発が開始されました。私たちは世界初の宇宙エレベーターの宇宙空間実験のためのモデル機を開発し、 2018 年9月にこうのとり7号機にて高度400㎞への軌道投入に成功しました。現在、次期宇宙エレベーター実証衛星の開発を行っており、イプシロンロケットでの軌道投入を計画しています。

メンテナンスロボット

エレベーターや索道、港湾クレーンや建設機械で用いられるワイヤーロープや、インフラ設備に用いられる鋼管・配管構造など、現行法令では目視点検や簡易的な非破壊検査での点検に留まっているものが多く、最近でも重大事故の発生につながっている例が後を絶ちません。点検自体が過酷で危険な作業であることも含めて点検を支援するロボット技術が求められています。私たちはこれらの安全対策に貢献するメンテナンスロボットを開発しています。

歯科矯正機器

従来の金属ワイヤ歯科矯正で課題となっている審美性の阻害と金属アレルギー、破断時の危険性を解消し、優れた構造性能を持つ画期的なメタルフリー矯正用ワイヤが求められています。私たちは日本大学松戸歯学部や生産工学部と共同で生体親和性が高く耐久性や審美性にも優れた GFRP ワイヤと支持構造(ブラケット構造)の開発を行っており、高強度で低摩擦な表面形状をもつ製品の開発に成功しました。小児や女性患者への歯科矯正拡大を目指しています。