研究者情報
宇宙を駆使して次代をつくる
航空宇宙工学科
宮崎 康行特任教授/博士(工学)
MIYAZAKI YASUYUKI
専門
宇宙構造物工学、超小型衛星工学、柔軟多体力学、展開構造
キーワード
超小型人工衛星
昨今、数 kg ~ 100kg 未満の超小型人工衛星の技術の進歩により、超小型人工衛星を用いたビジネスや地域振興、環境・災害問題への取り組みが盛んになってきています。今後は、大量の超小型人工衛星を打ち上げて、それらを協調(コンステレーション)させて通信や地球観測等を行うビジネス、さらには深宇宙探査研究などが台頭してくるでしょう。
ソーラーセイル
ソーラーセイルとは、折り紙のように小さく畳んだ膜を宇宙で大きく広げ、膜に当たる太陽光の圧力により押されて宇宙を航行する、宇宙ヨットとも呼ばれる宇宙機です。2010 年に JAXAは世界で初めてソーラーセイル「IKAROS」による惑星間航行を成功させ、現在、木星と小惑星群を探査するミッションを研究中です。
系外惑星
太陽系外にも恒星を周回する惑星が数多く発見されており、系外惑星の発見に貢献した研究者に対し、2019年にはノーベル賞が授与されました。系外惑星の中には生命体が存在するかもしれないといわれているものもあり、今後は系外惑星の環境を精密に観測する、スターシェードと呼ばれる宇宙機の研究が進むと思われます。
メディア出演
タモリ倶楽部(テレビ朝日:2008)、おはよう日本(NHK:2014)、上田晋也のニッポンの過去問(TBS:2016)、KSB スーパー J チャンネル(瀬戸内海放送:2016)、イブニングニュース(山陽放送:2016)、人工衛星をつくる―設計から打ち上げまで(オーム社:2014)他