研究者情報
シミュレーションで拓く
電気工学
電気工学科
大貫 進一郎教授/博士(工学)
OHNUKI SHINICHIRO
専門
エレクトロニクスシミュレーション、電磁界解析
キーワード
高速アルゴリズム
スーパーコンピュータと同レベルの大規模計算を、デスクトップ PCやクラスタ計算機などで実現するために計算手法を開発する研究分野です。計算回数やメモリ使用量を低減するアルゴリズム、並列・分散コンピューティング、CPUやGPUのアーキテクチャを考慮したプログラミング技術、などを併用して高速化を実現します。車載レーダ、自動運転、信頼性の高いデバイス設計、大規模な物理現象のシミュレーションなどに応用されます。
複合物理シミュレーション
電磁波の振る舞い、磁化の歳差運動、電子の運動や量子状態、熱の伝わりなどを表す複数の方程式を、コンピュータを用いて時間や空間に対して数値解析する研究分野です。一つの方程式だけでは解析不可能な、複数の物理現象の相互作用を検討できます。ナノテクノロジー分野における電子・光デバイスの創生、スピンデバイスの設計開発などに応用されます。
電磁界解析
電磁波の発生・伝搬・散乱や、さまざまな物質における電磁波の振る舞いを理論およびコンピュータシミュレーションにより求める研究分野です。レーダなど電波による物体の形状認識、車搭載用のアンテナ設計、電子・光・テラヘルツ・マイクロ波デバイスの開発、光の伝送・閉じ込め制御、近接場光解析などに応用されます。
メディア出演
一番わかる! 電磁気学演習(オーム社:2013)、Genetic and Evolutionary Computing, Advances in Intelligent Systems and Computing(Springer:2015)、磁性材料・部品の最近開発事例と応用技術(技術情報協会:2018)、MWE(マイクロウェーブワークショップ)等での講演他