日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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研究者情報

時空間極限追求による
革新的新規デバイスを目指す

電子工学科

塚本 新教授/博士(工学)

TSUKAMOTO ARATA

専門

磁気工学、超短時間光物性、ナノ材料工学、超高速高密度磁気記録、スピントロニクス

キーワード

超短時間(フェムト秒)の光による新奇光物性の探索

現在、時間領域において物性をよく理解しその技術的利用が達成されているのはナノ秒オーダーです。フェムト秒(1000 兆分の1秒)という、はるかに短い未踏領域での光物性を探索する中、光で磁石の向きが制御できることを発見、「全光型磁化反転現象」と呼ぶ新奇な超短時間現象の探求により、理学・工学に新しい路が拓かれます。

光が切り拓く革新的超高速情報記録を目指して

情報化社会の急速な進展に伴い、情報記録の超高密度・超高速化への期待はかつてなく高まっています。現行技術の 10 万分の1という超短時間の光作用による新たな磁気情報書き換え原理の研究は、言い換えれば 10 万倍の時間を手に入れ、省エネルギー化にもつながる技術を切り拓くものであり注目が集まっています。超高速とナノテクノロジーの融合による革新的超高速情報記録の研究を行っております。

領域横断型プロジェクト、国際共同研究による 新たな技術・知見の創造

高度情報化社会が変革を迎える今、「新しい技術・知見」の創造を必要とし、既存の分野、領域を超えた知の取り組みが要請されています。さまざまな専門性を持つ研究者、学生、国際連携の下、文部科学省支援事業「超短時間光・物質相互作用の理解・制御が切り開く新材料・物性・デバイスの探索と創生」(平成25~29年度)の実施をはじめ、国内、欧米各国、中国との国際共同研究も推進しています。

メディア出演

レディ・ダ・ヴィンチの診断(フジテレビ:2016)、番組内容の一部技術指導、エキストラ出演 スピントロニクスの基礎と材料・応用技術の最前線(シーエムシー出版:2009)、 図でよくわかる電磁気学(コロナ社:2014)、Spintronics for Next Generation Innovative Devices(Wiley:2015)他