日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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研究者情報

ロボットを実社会へ

精密機械工学科

羽多野 正俊教授/博士(工学)

MASATOSHI HATANO

専門

ロボット工学、制御工学

キーワード

レスキューロボット

近年多発する災害(地震,洪水,火事,水難など)に対して,レスキュー隊員の代わりに要救助者を探索し救出するレスキューロボットの研究を行っています.未知な作業環境において対象物の認識は難しい課題の一つですが,AI(人工知能)を用いた手法により解決すると共に,力センサや測距センサなどの各種センサを複合的に用いることにより,自律作業ができるロボットの実現を目指しています.また各種要素技術を用いて様々なロボットの社会実装化を目指しています.

農業・漁業ロボット

高齢化等により,農業や漁業の労働者不足が問題となっています.大規模農業は大型トラクター等の開発が進められていますが,我々は個人事業レベルの中小規模の農地において,各種センサやAI(人工知能)等を用いて,自動耕耘・自動雑草除去・自動採取を行うロボットの実現を目指しています.またその技術を応用して漁業を行うロボットの開発も目指しています.その際,これまでの作業者と協調作業するようなシステム作りを行い,従事者を減らさないようなロボットシステム作りを目指しています.

水中・水上ロボット

海では港湾施設の老朽化が問題になっていたり,ダム・湖・沼では不法投棄物や洪水等による水底沈殿物により貯水量が減少し氾濫しやすくなっていることが問題となっています.そのため,水上ロボット・水中ロボットの連携作業システムの研究開発を行っています.特に水中ではレーザー測距センサが使えないため,カメラやビームスキャナ等の各種センサ,AI(人工知能)を用いて対象物の認識をし,マニピュレータでハンドリングするロボットの研究開発により環境保全ロボットシステムの実現を目指しています.

メディア出演

リアルロボットバトル(日本テレビ:2013, 2014)、週刊アスキー(2011)、someone(2009, 2014)