日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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研究者情報

電子回路で脳を創る

電子工学科

佐伯 勝敏教授/博士(工学)

SAEKI KATSUTOSHI

専門

電子回路,集積回路,生体情報,電子計測

キーワード

次世代型人工知能

脳のように優れた情報処理を行う,ソフトウェアに頼らずハードウェアだけで構成した次世代型人工知能の開発を,集積回路技術を用いて行っています。脳の基本構成要素であるニューロンを電子回路でモデル化してニューロチップを開発しており,将来,医師をサポートする医療診断装置の開発や,人助けが出来るヒューマノイドロボットへの応用が可能となります。

匂いセンサ

ICチップの基板であるシリコン上に櫛形電極を作製し,その上に匂いやガスに反応する物質を塗布し,匂いセンサを構築しています。例えば,地雷から発生する特定の気体をセンサに吸着させ,地雷探査をすることができます。あるいは口臭から発生する病的な物質を吸着させて,病気の早期発見を行うことが可能となります。将来的にはニューロチップに搭載する予定です。

生体情報処理システム

「いつでも,どこでも,だれでも」使えるような,生体からの異常信号(心音や肺音)を検出して,一般家庭でも診断の手助けが出来るような診断支援システムについて開発を行っています。また,生体の微弱な信号である筋電位を効率良く検出するためのセンサの開発や,ストレスなく動作する筋電義手等の開発を行っています。

メディア出演

電波新聞<新技術>(2017),Chaos in a Pulse-type Hardware Neuron Model (World Scientific Publishing Co. 2002) 他