日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
  1. HOME
  2. 研究情報
  3. 研究者情報
  4. 浅井朋彦教授

研究者情報

プラズマを理解し応用する

物理学科

浅井 朋彦教授/博士(工学)

ASAI TOMOHIKO

専門

プラズマ物理学,核融合科学

キーワード

核融合

磁場閉じ込め核融合方式のうち最も閉じ込め効率の高いFRC(Field-Reversed Configuration)は,中性子排出のないクリーンな核融合発電を実現する可能性があります。日本大学理工学部で開発されたFAT-CM装置は,FRCの原理実証を目指す国内では唯一の研究施設です。

実験室天文学

宇宙では様々なプラズマ現象が生じています。これらの現象を実験室内で再現し,観測・検証するのが実験室天文学です。音速をはるかに超える秒速500-1000kmのプラズモイド衝突により,超新星残骸で生じ宇宙線の加速機構の一つとされている無衝突衝撃波を大容積の真空チェンバー内に再現する,地上でただ一つの実験を行っています。

プラズマ応用

大気圧中でプラズマを発生させると酸素や窒素などのラジカル活性種が生成されます。このようなプラズマは反応性が高く,その性質を利用した様々な応用技術がさかんに研究され実用化されています。医学部や歯学部とも連携し,プラズマが持つがん細胞を選択的に細胞死させたり,骨芽細胞を増殖させたりできる性質を,医療分野で実用化するための研究を進めています。

メディア出演

私立中学情報誌 SCHOOL Vo.10 (2008),未来への6つの約束―日本大学 N. 研究物語― (リバネス出版:2014),WIRED Vol. 35 ―DEEP TECH FOR THE EARTH―,記事監修 (2020),その他学会誌などにおける解説記事多数。