令和8年度 日本大学理工学部 大学院理工学研究科 短期大学部(船橋校舎)新入生歓迎式が執り行われました。

令和8年4月3日(金)、満開の桜がキャンパスを優しく包む中、令和8年度 日本大学理工学部 大学院理工学研究科 短期大学部(船橋校舎)新入生歓迎式が執り行われ、2、805名(学部・短大・大学院含む)が新しい第一歩を踏み出しました。
新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。そしてご家族の皆様、まことにおめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。
新入生歓迎式では、轟 朝幸 理工学部長が式辞を述べられ(全文以下のとおり)、ご来賓の株式会社DNPアートコミュニケーションズ代表取締役社長 室田秀樹様(電子工学専攻修了)からは、これからの学生生活、そして将来社会に出た際に道を切り拓く武器となる三つの力「本質を理解して学び続ける力」「失敗から学び次の挑戦に生かす力」「他者と協働する力」と、三つの力を正しく使うために欠かせない「倫理観」についてご自身のご経験とともにお話いただきました。
そして、公に胸を張れるか、そして将来の自分に誇れるか。常に自問自答してほしい。日々の実験でデータを正確に記録すること、役割分担を誠実に果たすこと。そうした小さな誠実さの積み重ねが、将来、社会からの揺るぎない信頼へと繋がりますとし、日本大学理工学部には、皆さんの可能性を広げる最高の環境が整っています。この環境を存分に活用し、時代を切り拓く技術者へと飛躍されることを強く期待していますと、あたたかく力強いお祝いの言葉を頂戴いたしました。
厳かな雰囲気の中、新入生の皆さんは真剣な表情で式辞・祝辞の内容を、しっかりと胸に刻んでいるようでした。
新入生の皆さんは、たくさんの可能性を秘めた若きエンジニアです。
我々教職員は、皆さんの挑戦を、温かくそして力強くサポートをしてまいります。安心して、勉学に励んでください。そして、仲間とともに一生忘れられない大学生活を送ってください。皆さんがそれぞれの目標に向かって大きな飛躍を遂げることを心から願っております。
我々教職員一同、在学生とともに新入生の皆さんを心から歓迎いたします。
<式辞全文>
新入生の皆さん、日本大学理工学部、日本大学大学院理工学研究科、そして日本大学短期大学部へのご入学、まことにおめでとうございます。本学の教職員一同、皆さんのご入学を心よりお祝いし、歓迎いたします。
本日は、ご来賓として株式会社DNPアートコミュニケーションズ代表取締役社長、室田秀樹様にご臨席を賜り、ここに令和8年度の新入生歓迎式を挙行できますことを、大変嬉しく存じます。
大学・大学院への進学を目指し、たゆまぬ努力を重ねてこられた皆さんに、深く敬意を表します。また、これまで皆さんを支えてこられたご家族、ご指導いただいた先生方など、関係の皆様にも重ねてお祝いを申し上げます。
さて、現代社会は、コロナ禍からの復興を経て、大きな変革の時期を迎えています。SDGs、カーボンニュートラル、ダイバーシティといった新たな価値観が定着する一方で、生成AIやデジタルツイン、ロボティクス、さらには宇宙開発といった技術革新が、生活や産業のあり方を根底から変えようとしています。
一方で、私たちは依然として多くの困難に直面しています。能登半島地震をはじめとする自然災害の脅威は、今なお被災地の復興という大きな課題を私たちに突きつけています。一刻も早い復興と平穏な暮らしの実現を祈念して止みません。
また、世界各地で絶えない紛争は、エネルギー資源の不安定化を招くなど、日本を含む国際社会に深刻な影を落としています。人類の平和と福祉のため、多岐にわたる課題の解決が急務となっているのが現状です。
こうした課題解決の鍵となるのが「科学技術」です。2020年に改正された「科学技術・イノベーション基本法」が示す通り、現在は人文社会科学の知見をも融合させた「総合知」によって、社会変革(イノベーション)を起こすことが求められています。
日本大学理工学部は、常に時代の要請に応え、社会課題の解決に挑んできました。106年前の1920年、本学部の前身である日本大学高等工学校が創設された当時も、世界はスペイン風邪の猛威に晒され、その3年後には関東大震災に見舞われました。当時の先達が震災復興に多大な貢献を果たしたように、本学部がこれまでに輩出してきた多くの技術者が現代社会の礎を築いてきたことは、私たちの大きな誇りであります。
本学部が誇る、これら先達の知見や最先端の環境といったリソースを、どう活かしてイノベーションを起こすか。それは、皆さん自身の志にかかっています。
昨年、ノーベル化学賞を受賞された北川進先生は、細菌学の父 ルイ・パスツールの言葉を引用し、「幸運は準備された心にのみ宿る」と述べられました。
大学・大学院生活のなかでのあらゆる体験において「準備された心」を持ち続ければ、身の回りにある幸運を見つけることができ、将来の可能性を広げる礎となります。
私たち日本大学理工学部は、「CST×DREAM」を教学コンセプトに掲げています。
生成AIをはじめとするバーチャル情報を賢く使いこなしつつ、何より大切にしてほしいのは皆さん自身のリアルな体験です。大学・大学院での学びは、教室の中だけではありません。サークル活動、ボランティア、留学、インターンシップなどにおいても、日々自らを磨き続けることで、このキャンパスでチャンスを掴み、それぞれの夢を実現できると確信しています。
日本大学の教育憲章は「自主創造」です。すなわち「自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく」姿勢を、この大学生活を通じて体得してください。
理工学部は、「自由闊達な精神」「豊かな創造性」「旺盛な探求心」を教育理念に掲げ、「未知未踏への挑戦」を続けてきました。また、大学院理工学研究科においても、「学術の理論および技術の深奥」を極め、世界の平和と人類の福祉に貢献する高度な専門人材を育成しています。
学部生の皆さんは、これら4年間の学びに加え、さらに高度な研究・技術開発に挑む大学院への進学もぜひ視野に入れてください。高度な専門知識に、幅広い視野を交えた「総合知」を加え、他者と共に考え、行動できる「自主創造型人材」へと成長することを期待しています。
このキャンパスには、最先端の研究施設と、社会実装の最前線で活躍する教職員、そして共に切磋琢磨する仲間がいます。ここでの時間は、単なる知識の修得にとどまらず、一生の宝物となる出会い、そして自らの器を大きく拡げる絶好の機会となるはずです。
結びになりますが、皆さんの前には無限の可能性と希望に満ちた未来が広がっています。この学び舎で、それぞれの夢に向かって大きく羽ばたいてください。
皆さんの学生生活が心豊かで実り多いものとなることを強く祈念し、私の式辞とさせていただきます。
令和8年4月3日
日本大学理工学部長
日本大学大学院理工学研究科長
轟 朝幸
