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【開催報告】第7回全国高等学校土木設計競技 第二次審査(オンライン公開プレゼンテーション)及び総評

【開催報告】第7回全国高等学校土木設計競技 第二次審査(オンライン公開プレゼンテーション)及び総評

第7回日本大学全国高等学校土木設計競技 テーマ『わたしのまちに欲しい土木』— 身のまわりの土木を考える —につきまして、第一次審査にご応募いただいた12チームから、8チームを第二次審査通過チームとさせていただき、2次審査が11月8日(日)オンラインで実施されました。
第二次審査(オンライン公開プレゼンテーション)にご参加いただき熱いプレゼンテーションをしていただいた皆さん、誠にありがとうございました。
そして、受賞された各高等学校の皆さん、おめでとうございます。

第7回日本大学全国高等学校土木設計競技
テーマ『わたしのまちに欲しい土木』— 身のまわりの土木を考える — 総評 

審査委員長 関 文夫
2020 年は、新型コロナウィルスの影響で、誰もが予想しなかった年になりました。第7回土木設計競技は、そんな環境の中でオンラインによる開催となり、人々の生活を支える土木がテーマとなりました。10月5日締め切りで、応募総数12作品ありましたが、厳正な審査の結果、1次審査で8作品になり、その後11月8日に、2次審査がオンラインで開催され、高校生によるライブプレゼンテーションが実施されました。
これらの8点の作品に共通した点の一つ目は、「着眼点」です。高校生の目線でしっかりと切り開いた着眼点は、どれもユニークかつ大胆なものでした。二つ目の点は、「現実性」です。地球環境から異常気象、高齢化の社会現象、自然界での動物との共生という環境との課題でした。三つ目の点は、「土木の理解」です。土木という分野は、モノという造形を構築する分野は理解されていますが、コト、ヒトという無形の分野を構築することも土木分野の重要な因子であることを高校生が理解しているということです。
最優秀賞に輝いた熊本県立天草工業高等学校Civil engineering Girlsの作品は、頻繁に起こる水災害に対して、流水性舗装という新しい概念や、水辺の形成など、これらの3つの着眼点でバランスの取れた作品として高く評価されました。優秀賞の栃木県立栃木農業高等学校栃農旋風の作品は、市民普請という着眼点から土木の原点回帰を提案した作品で、ヒトに対する提案、コトに対する提案がなされました。もう一つの優秀賞となった栃木県立栃木農業高等学校We love Pottarの作品は、野生動物のロードキルをテーマにした斬新な提案で年間34万頭の動物が死亡しているというショッキングな道路課題のプレゼンテーションでした。その他、審査員特別賞として、千葉県立千葉工業高等学校千葉工業@理数工学研究部は、グッドアイデア賞として浮上式津波避難装置の開発や、愛媛県立松山工業高等学校Atlantisは、シビルエンジニアリング賞として四国九州連絡水中トンネル、栃木県立栃木農業高等学校SZKは、グッドプレゼンテーション賞としてドボク遊具の提案がなされました。
第7回土木設計競技を振り返ると、コロナ禍で開催も危ぶまれた中、実行委員会が開催してみると、そこには、元気な高校生の姿があり、たくさんのエネルギーをいただきました。モノ、ヒト、コトを創造する土木の世界は、高校生にしっかりと理解されており、非常に頼もしく感じた競技となりました。
今回参加下さいました高校生、サポートの皆様に厚くお礼申し上げます。

【開催報告】第7回全国高等学校土木設計競技 第二次審査(オンライン公開プレゼンテーション)及び総評