【理工学部✕国際関係学部】12月2日(土)にJR三島駅北口(三島市)からJR下土狩駅(長泉町)までの区間約1.5kmで自動運転バスの実証実験を行い、多くのメディアにご紹介いただきました。
12月2日(土)に、JR東海道新幹線三島駅北口(三島市)から徒歩0分に立地している国際関係学部の校舎からJR御殿場線下土狩駅(長泉町)を結ぶ 「下土狩文教線」の区間約1.5kmで自動運転バスの実証実験が行われました。
これは、交通システム工学科の藤井敬宏特任教授が、将来的にJR三島駅と、トヨタ自動車が2024年に第1期のオープンを目指して建設を進めている次世代技術の実験都市「ウーブン・シティ」まで、自動運転でアクセスできるような「地域連携情報ハブ拠点」を形成することを提案し、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」の採択を受け、三島市・長泉町・裾野市・清水町の2市2町からなる富士山南東スマートフロンティア推進協議会(代表団体:三島市)が主体となり、3社の地域交通事業者、自動運転車の開発事業者、そして日本大学として理工学部と国際関係学部が連携して行う、小型バスタイプ車両(ポンチョ)を用いた自動運転走行実証実験です。
実証実験に先立ち、12月1日(金)に自動運転バス実証運行開始セレモニーが国際関係学部三島駅北口校舎1階ロビーラウンジにて執り行われ、ご出席賜りました三島市豊岡武士市長は「2市2町だけでなく、知見を共有し、地元の住民、観光客など実装に向けて関心がたかまることを期待したい。」とお話されました。
自動運転実証実験は、国土交通省が定める自動運転「レベル2」にて行われ、乗務員が運転席に座りハンドルから手を離す「ハンズオフ」状態での走行で、状況に応じて手動運転に切り替え走行します。車は、GPS(GNSS高精度衛星測位併用)で位置情報を読み取り、センサーで障害物を感知。設置されている複数のカメラでの映像をAIで認識して、デジタル上でつくっている線路(走行空間)に入ってくる情報を認識すると減速したり止まったり加速したりと制御していくようになっています。
速度は、一般的に実証運行に用いられているスローモビリティの最高時速20㎞に対し、時速35㎞まで出すことができ、とても滑らかな走行で、まわりの車の流れにもあっているため、走行中の乗り心地はコミュニティバスそのものという感じでした。車内のモニターには乗務員がみているのと同じ映像が表示され、事前走行期間に生成した立体地図、障害物の感知状況等をみることができます。乗務員の手元も映り、手動に切り替えた時には乗客に操作状況が表示されるようになっています。今回の実験では、交差点の信号が旧式の電灯のため、信号表示の認知率がLED電灯より下がってしまうなど、信号情報の受信に関する改善課題もあったほか、路上駐車や追い越し等、地域の皆様のご理解とご協力をいただきながら進めていく部分も重要となってくるということでした。
藤井特任教授は、この実証実験には、交通システム工学科の石坂哲宏准教授が、自動運転車の社会実装に向け、沿線地域の住民や企業、さらに試乗者の方々の自動運転車の導入に関する社会的受容性を評価する学術的な連携も組み込まれているとし、自動運転技術のさらなる発展・普及、自動運転のテクノロジーを通じて未来へ向けて、技術のみならず、様々なヒト・モノ・情報を繋げていきたいと語るとともに、三島市・長泉町・裾野市・ 清水町の2市2町の複数の自治体での取り組みは、将来的な地域全体の活性化を図るものとして期待が広がるとしています。
この実証実験の模様は、12月1日(金)のテレビ静岡等で紹介され、翌2日には静岡新聞、静岡朝日テレビ等に紹介されました。
- 実施主体
- 富士山南東スマートフロンティア推進協議会(三島市・裾野市・長泉町・清水町(代表団体:三島市))
- 全体コーディネート
- エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 東海支社
- 実証実験支援
- 日本大学理工学部 交通システム工学科(藤井敬宏 特任教授)
- 自動運転車両提供・起動設定
- 先進モビリティ株式会社
- 遠隔管理者・車内保安員
- 伊豆箱根バス、富士急シティバス、東海バス
- 遠隔監視システム
- 株式会社NTTドコモ(本社 クロステック開発部)、株式会社東海理化電機製作所
- リスクアセスメント
- 実施者:エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 東海支社
有識者:日本大学理工学部 藤井敬宏 特任教授
安全確保指導:静岡県警三島警察署
- フィールド/施設提供
- 三島市、長泉町、日本大学国際関係学部
- ネットワーク・5G・路側カメラ
- エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 東海支社

