原⼦⼒発電の安全性を⽀える

土木工学科/専攻

先名 陵

東京電力ホールディングス株式会社
2017年3月 土木工学専攻修了

現在のお仕事の内容を教えてください。

私は電力会社において、原子力発電に係る土木構造物の耐震設計及び耐津波設計に係る業務を担当しています。2011年に発生した福島第一原子力発電所事故の教訓を踏まえて策定された国の新規制基準に基づき、原子力発電所の土木構造物の地震・津波対策の強化に加え、あらゆる過酷事象(シビアアクシデント)を想定し、日々さらなる安全性の向上に努めています。また、原子力発電事業を通じて、日々の豊かな暮らしや社会活動に欠かすことのできない「電力」を、「低廉」かつ「安定」してお届けできるよう日々業務に取り組んでいます。

現在のお仕事に,学生時代の学びがどのように役立っていますか?

学生時代に学んだ土木に関する専門的な知識や技術はもちろんのこと、あらゆる課題に対し、課題解決に向けたプロセス、考え方等を身につけることができたことは社会に出た今でも役立っています。特に大学院で学んだ2年間については、「なぜ?」を深堀りして自身で考える習慣が身につき、感覚や思いつきではなく、データや具体的な根拠をもって考える力がとても身についたと感じています。また、社会に出てからもデータやあらゆる根拠に基づき対外的に説明を行うことが多く、大学院での学びがとても役立っています。

私が働く柏崎刈羽原子力発電所

学生生活での思い出を教えてください。

学部時代、大学院時代に全国から集まった友人とたくさん遊んだことはもちろん、研究室内の同期や後輩と切磋琢磨し、日々試行錯誤しながら取り組んだ研究活動は今でも良い思い出です。卒業後の今でも各分野で働く仲間と近況報告をするとともに、刺激をもらいながら仕事をしています。

土木工学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

土木工学は日々の我々の安全で豊かな暮らしや社会生活を支える上で、なくてはならない学問です。扱う構造物も上下水道から道路、橋、トンネル、ダム、港湾など我々の生活に不可欠なインフラばかりで、その調査、設計、工事、保守に関わることができることは大きな誇りであり、やりがいにもつながります。ぜひ土木工学の学びを通じて我々のさらなる豊かな暮らしと、さらなる我が国の発展に貢献していただきたいと思います。