まちづくり工学科/専攻
森安 祥大
中日本高速道路株式会社
2023年3月 まちづくり工学専攻修了
現在のお仕事の内容を教えてください。
東名高速道路の清水IC~浜松IC間の高速道路リニューアルプロジェクト(大規模更新・修繕事業)を担当しています。東名高速道路は、全線開通後50年以上経過しており、供用から30年以上を経過した道路が約6割を占めるなど老朽化が進展しています。私は、工事発注者の立場として、最新の技術を用いて橋梁の補修、補強を行い、これからも東名高速道路が皆さまの暮らしや経済を支える国の大動脈としての役割を果たすために働いています。具体的には、工事現場に出て品質や施工の状況の確認、デスクワークでは工事関係書類の確認・作成、工事積算や工程の調整を行っています。

現在のお仕事に,学生時代の学びがどのように役立っていますか?
私は現在NEXCO中日本の土木職として働いています。しかし、土木職と一言に言っても交通や造園などその他の分野の知見が求められる場面もあります。まちづくり工学科では学習分野が多岐にわたるため、学生時代に学んだ知識を活かして会社で活躍することができます。また、現在の仕事は工事の発注者という立場上、行政との協議、企業との打ち合わせや地域の方々へのご説明など他者と関わる機会が多いですが、まちづくり工学科の授業の中には発表やグループワークが多くあるため、実践的に自分の考えを伝え、他者と合意形成を図る力がつき、現在の仕事に活かすことができています。
大学院に進学して良かったことは何ですか?
大学院に進学してよかったと感じていることが2つあります。1つ目は、説明力がついたことです。大学院では研究の進捗管理として外部の学会や学内の発表会に多く参加します。そういった発表は、どのように説明すれば伝えたいことを相手に正しく伝えることができるかということを考える機会になりました。2つ目は、主体性が身についたことです。大学院生活は、授業が少ない代わりに、研究に多くの時間を費やします。研究テーマをどうするか、どのように研究を進めていくか、発表をするか等、指導教員の後藤先生と議論しながら進めていく過程で、自ら判断し、責任を持って行動することができるようになったと実感しています。
学生生活での思い出を教えてください。
1年生の頃に授業を受けていた測量実習が印象に残っています。船橋キャンパスという、東京ドーム約6個分もある大きなキャンパスの中でいろいろな建物の周りを測量する授業でした。毎週、暑い日も寒い日も関係なく友達と声を掛け合いながら、外で作業をしていました。最初は目盛りの読み間違いなどで再度測量に出たり、測量後の記録整理や計算を間違えてやり直しになったりと遅い時間まで苦戦していました。途中でこの実習に何の意味があるのかと思うこともありましたが、測量した結果をまとめた一枚の図面を完成させることができたとき、強い達成感を得るとともに、測量が社会を支える基礎技術であることを学んだのを今でも覚えています。
まちづくり工学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。
まちづくり工学科では、土木工学や建築学だけでなく、造園、景観、交通、福祉、防災などさまざまな工学分野を科学的に学び、自分に合った分野について研究をすることができます。また、座学ばかりではなく少人数でのグループワークや実際のまちに出て行うフィールドワークの授業も多いため、今後社会人になる皆さんにとっても重要なコミュニケーション能力、協調性や主体性が身につきます。さらには、そういった授業を通じて多くの友人を作ることができることが何よりものおすすめポイントです。どの学科に行くか迷っている方は、まちづくり工学科で充実したキャンパスライフをぜひ楽しんでください!!