⾼速道路の建設・⼯事に尽⼒

交通システム工学科/専攻

阿南 洵哉

東日本高速道路株式会社
2016年3月 社会交通工学専攻(現:交通システム工学専攻)修了

現在のお仕事の内容を教えてください。

高速道路の新規建設・4車線化工事の現場に携わっています。渋滞解消・移動時間の短縮に伴う利便性向上や、災害時の交通確保等を目的に早期の開通を目指して日々業務に取り組んでいます。安心・安全・快適・便利にご利用いただける道路線形や、開通後も維持管理がしやすい構造を意識しながら、設計図を基に現場を確認して課題の解決や各種協議を行っています。過去には、高速道路リニューアルプロジェクトの大規模な床版取替工事も経験するなど、高速道路を計画し、つくり、守る、高速道路の一生に主体的に関わることのできるやりがいの大きい仕事です。

盛土工事の現場確認の様子

現在のお仕事に,学生時代の学びがどのように役立っていますか?

高速道路上での工事を行う際には交通規制を行う必要がありますが、交通規制に伴う渋滞によりお客さまへ影響がないか、過去の交通量データ等から分析する機会もあります。そのような時に、学科で学んだ知識を活用して迅速な判断ができたと感じています。また、交通に関する講義だけでなく、各種力学系の講義・実習によって土木系材料に関する基礎知識も得られるため、工事に使用するコンクリートやアスファルトが問題ないことを確認する場面や盛土の高さを確認する測量など、実習で学んだ内容がそのまま活かせる機会も数多くあります。

大学院に進学して良かったことは何ですか?

交通に関する幅広い内容を深く学び、専門知識を得ることができました。そのため、就職後に活かせる知識が増え、業務の幅が広がります。また、研究活動の課題設定・検証・結果整理・説明等を一貫して学んだことで、論理的思考力や問題解決力が向上しました。就職後の業務の進め方も同様であり、大学院での学びがすぐに活かせていると実感しました。その他にも、研究活動や学会活動等を通じて学外の先生や学生、企業の方々と交流をすることにより、知見・人脈が広げられることも大きなメリットの1つです。

学生生活での思い出を教えてください。

各講義の課題やレポート作成、実験・グループワーク等で困った時に、同期の仲間と協力して解決していくことにより、絆が深まるとともに、より良い成果が出来上がったことは良い思い出です。卒業してからも交流が続いており、私生活や仕事において困ったことは今でも相談しています。

交通システム工学科を目指す高校生へのメッセージをお願いします。

交通システム工学科では、力学系の講義だけでなく、学部1年生から交通分野を専門的に学べる数少ない学科です。座学だけでなく、製図や測量、交通現象解析、各種実験等の実習を通じて、実践的な学びや就職後も役立つスキルや経験が得られます。交通・道路インフラは経済を支える重要な国土基盤です。将来携わりたい分野をイメージしながら、悔いが残らないように学生生活を楽しんでください。