日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2019年01月01日

メディア

1月18日(金)JAXA人工衛星革新的衛星技術実証1号機を搭載したイプシロンロケット4号機打上げへ!
航空宇宙工学科 宇宙構造物システム研究室の学生達が開発した人工衛星「NEXUS」と株式会社ALEと宇宙科学研究室らが共同開発した人工衛星「ALE-1」搭載

1月18日(金)JAXA人工衛星革新的衛星技術実証1号機を搭載したイプシロンロケット4号機打上げへ!<br>航空宇宙工学科 宇宙構造物システム研究室の学生達が開発した人工衛星「NEXUS」と株式会社ALEと宇宙科学研究室らが共同開発した人工衛星「ALE-1」搭載

1月18日(金)、JAXAの人工衛星革新的衛星技術実証1号機/イプシロンロケット4号機が、内之浦宇宙空間観測所から打上げが決定しました。
このロケットには、宇宙構造物システム研究室(宮崎・山﨑研究室)の学生達が開発した次世代アマチュア無線通信技術の実証衛星「NEXUS」、そして宇宙科学研究室(阿部研究室)が株式会社ALEを中心として東北大学、首都大学東京、神奈川工科大学他と共同開発している、人工流れ星ミッションに挑戦する人工衛星「ALE-1」が搭載されています。
「NEXUS」は、既存のアマチュア衛星より高速な衛星通信や操作可能なカメラを提供し、アマチュア無線家によるCubeSat開発、衛星通信を促進することで、衛星搭載部品産業、衛星通信用地上機器産業等、衛星関連産業の発展を促すことを目的としています。
具体的に主なミッションは、
(1)π/4 shift QPSK送信機
(2)FSK送信機
(3)リニアトランスポンダ
(4)カメラシステム
の宇宙動作実証です。これらのミッションについて打ち上げから約1年間を通じて動作実証を行います。そして、これらが従来のCubeSat搭載用のアマチュア無線通信機や小型カメラに比べ実用性が高いことを示し、広く社会に展開することを目指しています。
「NEXUS」(NExt generation X Unique Satellite)という名前には、日本語で「絆」「つながり」といった意味があり、日本大学理工学部宮崎・山崎研究室と、日本アマチュア衛星通信協会(JAMSAT)との共同で開発した人工衛星で、他にも様々な企業、団体の支援を受け、開発を行ったものです。開発を通じて、様々な方々との「絆」、「つながり」ができたこと、また、衛星運用を通じて、世界中の多くの方との「つながり」ができるように、という思いが込められています。(このポスターは、宮崎・山﨑研究室 NEXUSメンバー地上局系担当菊池秀乙さん(修士2年)がデザイン制作しています)
※詳細は、宇宙構造物システム研究室のWebサイトをご覧ください。

「ALE-1」は、その目的を「流星源と放出装置を用いた人工流れ星の実現の可能性と市場性の検証」とし、
具体的には、主なミッションを
(1)人工流れ星に関するエンターテイメントとしての技術検証と市場性の検証
(2)人工流れ星を利用し、高層大気の密度、風、成分等を観測
(3)人工流れ星の再突入による軌道の変化と現象の理解
とし、2020年春に、初めての実験を予定しています。
阿部新助准教授は、流れ星のもととなる粒が大気圏に突入した時の光の強度を高める部分を担当しています。このプロジェクトは、エンターテインメントの部分が多々話題にあがりますが、実は、入射角度、速度、成分がわかっている人工流れ星を基準にすることで、自然界の隕石や流れ星のメカニズムを解明したり、これまでわからなかった大層大気の挙動を観測する等々、今後の宇宙科学の発展に貢献していくものとしても注目されています。

日本大学理工学部は、夢を夢で終わらせることなく、大きな目標に向かって日々挑み続けています。
 「想いは未来を変えられる」
2019年の日本大学理工学部の挑戦に、皆さん、どうぞ注目していてください。






1月18日(金)JAXA人工衛星革新的衛星技術実証1号機を搭載したイプシロンロケット4号機打上げへ!<br>航空宇宙工学科 宇宙構造物システム研究室の学生達が開発した人工衛星「NEXUS」と株式会社ALEと宇宙科学研究室らが共同開発した人工衛星「ALE-1」搭載

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