日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2019年12月06日

メディア

航空宇宙工学科 阿部新助准教授が共同研究開発をしている、(株)ALE 人工衛星2号機 ALE2が、 エレクトロンロケットにて軌道投入成功!世界初の実験へ。

12月6日20時10分、人工流れ星の実現に挑戦する(株)ALE開発 人工衛星2号機 ALE2が、Rocket Lab社のエレクトロンロケットに搭載され、ニュージーランドのマヒア半島から宇宙へ打ち上げられ、軌道投入に成功しました。
さらに、ALE2と地上局との通信が正常に行えることが確認されました。これにより、2020年内の人工流れ星実現および事業化を目指すことになります。
ALE2は、60㎝×60㎝×80㎝ 75㎏で、400粒の流星源が搭載され、その色も1号機から1色増えて5色。(ホワイト・グリーン・ピンク・オレンジ・ブルー)地上400kmを周回しながら幅約2㎝の粒子を放出し、その粒子が大気圏に突入する際に燃え上がる様子が流れ星として見えるというものです。
航空宇宙工学科 阿部新助准教授は、この流れ星のもととなる粒が大気圏に突入した時の光の強度を高める部分を担当しています。
人工流れ星は、エンターテインメントの側面が特に注目されておりますが、この観測により、高層大気や大気圏再突入データが解析でき、気象分野や宇宙産業の発展に有用であると予測されており注目されています。