日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2021年11月20日

受賞

BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競う国際コンペVDWCで、日本大学(理工学部土木工学科構造・デザイン研究室(関研究室))が日本で唯一入賞しました。

11月18日に品川インターシティホールとオンラインにて開催された、BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競う国際コンペVDWC表彰式にて、応募総数23件の中で、日本から応募した、エントリーNo.26 U crew 日本大学(日本:日本大学理工学部土木工学科構造・デザイン研究室(関研究室))タイトル『Energy Circulation City』が、日本で唯一ノミネート賞を受賞しただけではなく、最終審査で審査員特別賞 EcoVision Award(C・デイビット・ツェン氏)に輝きました。
本コンテストは、BIM/CIMおよびVRの活用により、先進的な建築、橋梁、都市、ランドスケープのデザインを行なう学生を対象とした国際コンペティションです。課題とするテーマを具体的に示し、作品のデザイン性、アイデアの先進性やユニークさなどを競い、計画、設計、シミュレーションなどを実施し、総合的なデザインをVRデータで表現した作品を審査委員会が評価するものです。
審査方法は、二段階方式で、10月15日に1次選考で選ばれた作品のノミネート賞が発表され、11月18日の会場プレゼンテーションで、最終選考が行われ、ワールドカップ1点、優秀賞2点、審査委員特別賞4点が決定されました。
おめでとうございます。

作品課題
~プーケット・スマート・リゾートに挑戦!~
タイ南部のアンダマン海に面するタイ最大の島で、世界有数のリゾート地として知られるプーケット。エメラルドの海と真っ白な砂浜の美しさから「アンダマン海の真珠」と呼ばれるほどです。しかしその一方で急激な成長に追いつかない資源・エネルギー確保や交通量処理、廃棄物処理などの問題にも直面しており、これを解決する手法としてタイのスマートシティのモデル地区に選ばれています。世界的な感染症問題を発端に仕事や生活のスタイルの移行が始まり、リゾート地に滞在・居住することの需要はますます高まると予測される中、その社会的な転換が大都市への集中を軽減して環境問題の緩和につながることも期待されていますが、そのためにはこうした地域におけるサスティナビリティの向上にも取り組むことが大変重要です。確かに低密度で自然豊かな地域では比較的に天然資源へのアクセスがよく健康的な生活が送りやすいものの、都市には集約化による利用効率化の側面もあり、必ずしもリゾート地域の生活がより環境への影響が小さいとは限らないからです。また、中心となる観光産業自体のサスティナビリティのためにも、成長の抑制や開発の限界などにも目を向ける必要があります。リゾートでの滞在・居住がトータルな地球環境維持に繋がるためには、新たにこうした地域の条件や特性に合致したサスティナビリティ手法を開発する必要があるのです。
エントリー名
U crew 日本大学(日本)
(理工学部土木工学科構造・デザイン研究室(関研究室))
作品タイトル
『Energy Circulation City』
メンバー
8159 中村  耀|なかむらよう
8207 皆川  瞬|みながわ しゅん
8142 田中 優大|たなかゆうた
9161 野口 大樹|のぐちだいき
9147 中島 悠希|なかじまゆうき
9167 馬場 展輝|ばば のぶき
審査委員
審査委員長:池田 靖史氏 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授
コスタス・テルジディス氏 同済大学設計創意学院 教授
皆川 勝 氏 東京都市大学 名誉教授
C・デイビット・ツェン氏 台湾国立交通大学 教授
応募総数
Japan 5・China 8・Taiwan 4・Vietnam 5・Myanmar 1 合計 23

主催
株式会社フォーラムエイト
BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競う国際コンペVDWCで、日本大学(理工学部土木工学科構造・デザイン研究室(関研究室))が日本で唯一入賞しました。

BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競う国際コンペVDWCで、日本大学(理工学部土木工学科構造・デザイン研究室(関研究室))が日本で唯一入賞しました。