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2022年03月12日
3月12日(土)未来博士工房学生博士賞表彰式および成果報告会が執り行われました。
3月12日(土)、駿河台キャンパス タワー・スコラS101教室にて、未来博士工房学生博士賞表彰式および成果報告会が対面(25名)とオンライン(105名)のハイブリッド型にて執り行われました。
未来博士工房は、自らの創造・実践を通じた取組みとその実現を支援する教育プログラムであり、ブリッジ工房、交通まちづくり工房、フォーミュラ工房、ロボット工房、航空宇宙工房、電気エネルギー環境工房、PC工房、物理学プロジェクト工房の8工房。学生が持つ潜在能力の覚醒に大きな成果を挙げており、今年は、103名が受賞しました。
表彰式は未来博士工房委員会委員長の電子工学科中川活二教授から、学生博士賞授与要件
A:自ら考え、新しいアイデアを提案し、実行する能力のある者(自律性、創造力、企画力、行動力、プレゼンテーション能力)
B:グループをまとめリーダーシップを発揮、あるいは、自身の果たすべき役割を自ら創意工夫することで、目的を達成する能力のある者(自律性、リーダーシップ、フォロアーシップ、コミュニケーション能力)
C:広く技能を獲得し、専門基礎に習熟し、学問的能力の向上がみられ、あるいは優れた技能を発揮した者(論理的思考力、解析力、探求力)
および選考経過説明があり、続いて各工房ごとに青木学部長から賞状授与が行われました。
青木学部長からは、
「コロナ禍の困難を乗り越えて成果を出した皆さんを高く評価したい。」
と、コロナ禍でありながら挑戦をあきらめなかった学生達に労いの言葉が贈られ、さらに、
今年で15年の未来博士工房について、この未来博士工房を立ち上げた時の精神を10代前の学部長であった木村秀政先生(第6代学部長)がいつもおっしゃっていた「あすも翔ぶ」という言葉を紹介され、
「この「あすも翔ぶ」という言葉は、木村先生が航空工学の研究を通して学問や技術の奥の深さを思い「もうそこには限界がない」という意味を託してよく使っていらっしゃった。
皆さんもこの努力をますます積み重ねて「知の翼」を大きくひろげ、はばたき、大いに活躍してほしい。」
と力強いエールを贈られました。
さらに、理工学部校友会外山会長より、
「自ら企画して事案を研究して開発するというのは素晴らしいこと。人類のため、社会のために役立つ研究者になってほしい。」
と祝辞をいただきました。
未来博士工房成果報告会では、未来博士工房委員会委員長の電子工学科中川活二教授の開会の辞、続いて理工学部校友会事業委員会加藤委員長からご挨拶をいただいたあと、
・PC工房「オンラインを活用した壁を越える 二方式通信機開発プロジェクト」
・航空宇宙工房「日大ロケット研究会の活動報告」
・ロボット工房「宇宙エレベータの実験機の制作」
・フォーミュラ工房「2021年度フォーミュラ工房活動報告~学生フォーミュラ日本大会2021および公式記録会結果~」
・物理学プロジェクト工房「物理学プロジェクト工房の活動」
・交通まちづくり工房「2021年交通まちづくり工房活動報告」
・ブリッジ工房「コロナに打ち勝つブリッジ工房」
と成果報告があり、それぞれの発表のあとには、活発な質疑応答も行われ、お互いの工房のプロジェクトを確認しあい交流を深め、最後に、オンラインで参加をしている皆さんも入って記念撮影が行われました。
コロナ禍で、苦労の多かった中で、決してあきらめず、仲間と共に乗り越えて受賞に至った若きエンジニアの皆さんの顔は、達成感に溢れ、とてもたのもしく輝いて見えました。
皆さん、おめでとうございます。