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2024年09月28日
受賞
電気工学科 山口達也助教が、電気学会 基礎・材料・共通部門大会にて「優秀論文発表賞」を受賞しました。
2024年9月3日に愛媛大学で開催された令和6年電気学会・基礎・材料・共通部門大会の表彰式にて、電気工学科の山口達也助教が「優秀論文発表賞」を受賞しました。受賞の対象の論文は、令和5年電気学会・基礎・材料・共通部門大会で発表された以下の論文です。
論文名: Fundamental Study on Multiplexing Fiber Bragg Gratings with Machine Learning
機械学習を用いたファイバブラッググレーティングの多点化に関する基礎検討(日本語)
本研究では光ファイバセンサのファイバブラッググレーティング(FBG)において、波長分割多重の高密度化の限界を向上させる機械学習を用いた新たな計測方法が提案されています。本論文ではこれまで解析が困難とされていた同一波長のFBGを多重化する際に起きる光スペクトルの複雑な重なりから、各FBGのピーク波長をピコメートル分解能で計測することに成功しました。この成果は特別な光学デバイスを導入することなく、機械学習を用いた信号処理でFBGセンサの多点性能を数倍に向上できることを示しています。
受賞おめでとうございます。