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2024年11月21日
海洋建築工学科と土木工学科の学生が、VIM&VRデザインワールドカップにて、グランプリと審査員特別賞を受賞しました。
11月14日に開催された第14回Virtual Design World Cup(主催フォーラムエイト㈱)にて、海洋建築工学科のチームOceanがグランプリ(最優秀賞)を受賞しました。また、土木工学科チームHOCHIKIsらが、審査員特別賞を受賞しました。
VDWCは、世界の大学を対象として、BIM/CIMとVRを駆使して先進の建築土木デザインをクラウドで競うコンペティションで、韓国、台湾、ベトナム、イギリス、オーストラリアから多く参加しています。
第14回のコンペティションでは、マサチューセッツ州ボストンのサウスボストン港湾地区を対象として、
「Non-Human Agentと暮らす街」
がテーマとなりました。
NHAと呼ばれる様々な小型ロボットが人間とともに暮らし、働く時代の建築土木の未来はどうなるのかが問われました。
審査委員は、東京大学工学系研究科建築学専攻特任教授池田靖史氏、同済大学設計創意学院教授コスタス・テルジディス氏、国立成功大学教授C・デイビット・ツェン氏、マサチューセッツ工科大学建築学科准教授長倉威彦氏らによる国際的なメンバーで構成されています。
グランプリを受賞した海洋建築工学科 チームOcean(メンバー4年小野田鼓、薄井李空、齋藤慶悟)の作品は、Amoebaと名付けられた浮遊移動体がサウスボストンの港を自由に動き回る。AIを搭載した水中ドローンにより、Amoebaは自動運転車のように動き回り、目的地までの最短ルートを計測し、サウスボストン港を航行することができるもので、その斬新性が高く評価されました。
審査員特別賞AI spiritual Award(長倉威彦 氏)を受賞した土木工学科 チームHOCHIKIs(メンバー4年永井千皓、澤田莉乃、3年戸田和希、秦脩真)の作品は、これからの世界は多国籍化、多様化が進み、あらゆる宗教、人種を受け入れることのできる建物「AI Cylinder (シリンダー)」が建設される。この建物は、AI牧師、AIイタコ、壊れたロボットを供養する機能を持ち、世界平和への道が誘導されるもの。MIT大学の長倉先生から、その着眼点が高く評価されました。
おめでとうございます。
※写真はご許可いただき掲載しております。