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【2025.10.26 LIFT OFF!】航空宇宙工学科 奥山研究室学生達が開発した地球低軌道環境観測衛星「てんこう2」新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)に搭載されいよいよ宇宙へ!

【2025.10.26 LIFT OFF!】航空宇宙工学科 奥山研究室学生達が開発した地球低軌道環境観測衛星「てんこう2」新型宇宙ステーション補給機1号機(HTV-X1)に搭載されいよいよ宇宙へ!

種子島地域の天候不良が続き延期となっていたH3ロケット7号機の打ち上げですが、いよいよ明日の打ち上げが決定しました。

航空宇宙工学科 奥山研究室で開発の地球低軌道環境観測衛星「てんこう2」は、新型宇宙ステーション補給機HTV-X初号機で2025年10月26日9時00分15秒(日本標準時)種子島宇宙センター 大型ロケット発射場から打上げが予定されています。
そして小型衛星放出H-SSODを用いて宇宙空間へ放出される予定です。

「てんこう2」は、低軌道上で様々な環境観測や、次世代通信機の宇宙実証など、今後の宇宙開発において有益なデータを取得することを目的とした超小型人工衛星です。

Ten-Koh 2 Concept of operations
■主なミッション目的
1.先端宇宙材料の宇宙環境劣化の観測
炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CF/PEEK)などの先端宇宙材料を搭載し、ひずみセンサーや短波長紫外線センサー、温度センサー等を用いて、低軌道宇宙環境による劣化を観測します。
このデータは、将来の宇宙構造材や再突入機の耐久設計に役立ちます。

2.高エネルギー荷電粒子検出器によるジオスペース観測
ブルガリア宇宙研究所の開発による荷電粒子計測器「Liulin」を搭載し、地球低軌道における銀河や太陽由来の宇宙放射線・荷電粒子の種類や大きさを観測します。
得られたデータは、宇宙飛行士の被曝評価や電子機器の耐放射線設計など、宇宙環境理解に寄与します。

3.『宇宙工学×エンタメ』(N.U Cosmic Campus)
本衛星は、芸術学部と連携し宇宙エンターテインメントを企画しています。
衛星の各種情報や付属高校吹奏楽部が演奏した「We are the World」の音声データなど大容量データ送信を、芸術学部の学生が制作したバーチャルクルー「キャプテンヒカル」がサポートし、お伝えします。
この試みは、科学・芸術・教育を融合した「総合知」に基づく宇宙開発として、多くの人に宇宙を身近に感じてもらうことを目指しています。

4.台湾・成功大学カメラペイロードの動作確認
成功大学(National Cheng Kung University)が開発したカメラを搭載し、地球表面を撮影します。
撮影画像は複数の露光・撮影条件を用いて取得し、軌道上での動作性能と画像通信技術の検証を行います。
本ミッションは国際連携による技術実証として位置づけられています。

5.アマチュア無線技術の活用による通信実証
JAMSAT(日本アマチュア衛星連盟)と連携し、
①リニアトランスポンダの長時間連続運用
②マイクロ波帯を用いた新方式ビーコン通信
③38.4kbps高速データ転送実証(4FSK方式)
を実施します。これにより、世界のアマチュア無線家が観測や通信試験に参加できる環境を整え、「オープンサイエンス」としての衛星運用モデルを示します。

■打上げ日 : 2025年10月26日(日)
■打上げ時刻 : 9時00分15秒(日本標準時、24時間表記)
■打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
※JAXAプレスリリースより引用

JAXAではH3ロケット7号機によるHTV-X1の打上げの模様をライブ中継をしてくださいますので、是非皆さん一緒にカウントダウンお願いします!