研究科長メッセージ
知と術の融合
- 社会イノベーションを牽引 -

日本大学大学院理工学研究科長
教授 博士(工学)
轟 朝幸
日本大学理工学部の前身である日本大学高等工学校は1920(大正9)年に、当時の社会的要請であった国土の近代化に資する技術者を育成することを目的に創設されました。1951(昭和26)年には大学院工学研究科が設置され、多様な分野に及ぶ多くの技術者を輩出し、現代社会の構築に大いに貢献してきたことは私たちの誇りです。
昨今はSDGs に代表されるような社会的価値観のパラダイムシフトやDX のような技術革新が著しく、社会は急速に変化し続けています。その社会ニーズを的確に捉まえて、社会に役立つ「ものづくり」「ことづくり」のための知識と技術、そのための「ひとづくり」が求められています。社会の構成はきわめて複雑であり、特定分野の知識と技術だけでは課題解決や新たな創造につながりません。つまり、多様な「知と術の融合」が未来の社会イノベーションには不可欠です。
日本大学大学院理工学研究科は、理工系のあらゆる分野(建設系・機械系・電気系・理学系)を網羅し、最先端の科学と技術に根差した教育研究活動を実践しています。ここに集う学生は、それぞれに個性的で魅力的であり、最先端の専門分野の知識と技術を身につけるべく日々研鑽を重ねています。さらに日本大学は、人文系・社会系・医歯薬系・芸術系・スポーツ系などの幅広い分野を揃えている総合大学です。これら多様な分野、人材が交流して融合を重ねることで大きな力となって社会イノベーションを牽引できると確信しています。
私たちと一緒に、最先端の科学技術を駆使して未知未踏への挑戦を続け、豊かな未来社会の構築に参画しませんか。
略歴
1964年 | 長野県出身 |
1988年 | 日本大学理工学部 交通土木工学科卒 |
1993年 | 日本大学院理工学研究科 博士後期課程修了 |
1993年 | 日本大学助手 |
1994年 | 東京大学助手 |
1996年 | 東京大学講師 |
1997年 | 高知工科大学助教授 |
2003年 | 日本大学助教授 |
2007年 | 日本大学准教授 |
2008年 | 日本大学教授 |