No. H-11 出張講義対応 オンライン講義対応

航空機に使われているアルミニウム

担当講師:小宮 良樹

航空宇宙分野でよく用いられている金属材料には,アルミニウム合金があります。
アルミニウム合金は,お菓子などの包装用,アルミ缶,窓にはアルミサッシなど身の回りにたくさん使われています。
これらのアルミニウム合金は,航空機などに使われている合金と少し違いがあります。それは,軽くて丈夫であることです。
主成分はアルミニウムで同じですが,少しの工夫で,金属の性質を変えることができます。
では,どういう工夫をして軽くて丈夫な材料を作り出しているのでしょう。

そのなかには,料理と似ていて,少し別な物を加えたり,加熱する温度や時間を変えたりする方法があります。表面上の見た目は,ほとんど変わりませんが,強くなったり,軟らかくなったりします。
このからくりを明らかにするには,金属を大きく拡大する必要があります。通常ミジンコや植物の葉の表面を観るための顕微鏡では,1000倍くらいが限界であり,このからくりは見えません。電子顕微鏡を使う必要があります。

アルミニウム合金が強くなるからくりを,電子顕微鏡で観察した写真を見せながら説明します。