担当講師:篠田 之孝
光を用いた測定の最大の利点は非接触で行えることです。光を用いて何が測れるか?
我々は光を眼で見ることで物の有無,識別など多機能な測定を行っています。
人間の感覚は非常に優れていますが,正確な物理量の測定を行うには残念ながら適しているとは言えません。物理量を測定するときには基準が重要になります。
例えば,ナノメートル(10-9m)の領域の移動量(長さ)の測定はレーザの波長を基準として行っています。また,長距離の測定は光の速度を基準として行っています。
道路の測量のときに見かける距離測定も最近では光を用いていますが,何を基準としているのでしょうか。
また,近年,光ファイバを用いた測定も各種開発されています。光ファイバを人の身体の神経のように構造物に張り巡らし,構造物の健全度を測定するヘルスモニタリング技術も盛んに研究開発されています。
ここでは,光の特徴を利用した測定技術を紹介したいと思います。