電気と未来のエネルギー

担当講師:直井 和久

日本国内における電力供給は,東日本大震災以降,原子力発電の停止により海外からの化石燃料に大きく頼ることになり,その依存度は過去最高の水準にあります。

これにより,一次エネルギー(石炭,原油,天然ガス,再生可能エネルギー,原子力,水力)の自給率は大きく低下し,先進国の中で最も低い水準となっています。

また,化石燃料への依存度が高まることにより電気料金は大きく上昇し,諸外国と比較して日本の電気料金は高く,特に産業部門での国際競争力の悪影響が懸念されています。さらに,原子力発電所が停止し,化石燃料による発電に依存していることから,二酸化炭素の排出量は増加しています。

これらの我が国が直面する「経済成長(Economy)」,「資源・エネルギーの安定確保(Energy)」,「環境保(Environment)」の3Eによる制約(トリレンマ問題)が,私たちの生活にどのような変化をもたらすか考えてみましょう。